Netflixで『ヴァイオレット・エヴァーガーデン スペシャル』を観た。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン:スペシャル』 難題に挑んだヴァイオレット。 その想いが歌声に乗って届けられる。 監督:石立太一 出演:石川由依,子安武人,浪川大輔 |
TVアニメの第4話と第5話の間にあった、ある物語を描いた『ヴァイオレット・エヴァーガーデン:スペシャル』。
初出はBlu-ray&DVD第4巻に収録された“Extra Episode”。
Netflixでも視聴が可能。
ヴァイオレットがオペラ歌手のイルマ(声:日笠陽子)から受けた依頼は恋文の代筆であったのだが、内容に対する条件が多かった。
依頼の裏に、戦場から帰らないイルマの恋人、フーゴへの想い。
イルマは、アリアの歌詞に使える恋文を求めていた。
TVアニメ版全13話、外伝、そして劇場版を先日観に行ったのだが、その後に観たのが、このスペシャルだ。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の新しい物語を観れるなんて「嬉しい~」。
Netflixで本作を視聴出来るのだが、「第1話」と記されている。
スペシャルの「第2話」以降があるのだろうか、と期待したくなるのだが、果たしてその真相は?
本作では、オペラ歌手の元に依頼を受けたヴァイオレットが向かうが、なかなかの難しい課題であった。
全ての人々が共感する「愛の歌」を作詞しなければならず、ヴァイオレットは悩む。
「愛を知らぬ者」が「愛の歌」を書くのだから、さらに困難な課題である。
しかし、戦場から帰らなくなった恋人を想うイルマの過去を知ることによって、ヴァイオレットは人々の哀しみ、痛み、傷、涙を感じ取れるようになる。
それはヴァイオレット自身が戦場で離ればなれになった少佐との想いも重なるのだ。
誰しもが愛する人が戦場に向かう悲しみと、戦場から帰ってこなかったことへの胸の苦しさで、いっぱいなのである。
そしてヴァイオレットによって紡がれた「愛の歌詞」が、イルマの歌声に乗せられて、人々の心を捕らえて涙を誘うのだ。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン:スペシャル』という名目で、これからも単発でイイので、ヴァイオレットの物語を何作か定期的に見せて欲しいものである。
これで『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に関するアニメは全て観たはずである。
寂しさが訪れる中で、「もう一度、1話から全部観ようかなぁ」と思っている、といったところで「カット、カット」。
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