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映画『裏窓』ネタバレ・あらすじ・感想。

ッチコックの名作『裏窓』を観たのだ。

『裏窓』
プライバシー丸見えフルオープン。
油断だらけの不完全犯罪。
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジェームズ・スチュワート, グレース・ケリー, ウェンデル・コーリー

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解説

 
アルフレッド・ヒッチコックの最高傑作と評される一級サスペンス。

1セットで展開される物語は、構成とカメラワークが秀逸である。

1954年製作/113分/G/アメリカ
原題:Rear Window

 

あらすじ

 
カメラマンのジェフが足を骨折して、ニューヨークはグリニッチ・ヴィレッジのアパートで車椅子生活で療養中。

身動きが取れず部屋から一歩も出られない暇を持て余した彼は、窓から見える中庭と向いのアパートの住人たちをのぞき見る楽しさを覚える。

ある日、セールスマンの夫と激しい口論をしていた病床の妻がこつ然と姿を消す。

ジェフはその男が女房を殺したのではないかと推測して、恋人のリザと看護人ステラの協力を得て調査を始めるのだが・・・。

 

感想

 
かなり昔に本作を観たような覚えがあるのだが、すっかり内容を忘れてしまっていたので観ることに。

この時代がそうだったのか、プライバシーもへったくれもありゃしないほどのオープン丸見え状態の窓々。

「のぞきはいけない」と言いながらも、こんな丸見え状態だとイヤでも見えちゃう。

窓全開でセクシーな姿でダンスをする女性がいるが、「のぞかないで!」と怒られたところで、窓全開の女性に罪があるだろう。

とにかく皆フルオープンでプライバシーを大開放しちゃっているから、その状況に驚きである。

また不思議なのは、中庭を挟んで向かい側のアパートの話し声もちゃっかり聞こえちゃっていることだ。さすがに会話まで聞こえるのは、うるさくて仕方ない。

向かい側のアパートの住人の生活が丸見えで丸聞こえ、現代ではなかなか描くことが難しい設定ではなかろうか。

そんな気になる点はある本作だが、全てのシーンを男の住む部屋と向かい側のアパートのシーンだけで物語を繰り広げさせているのは、さすが名作である。

向かい側のアパートの窓から見える怪しい男、「殺人事件が起きたのではないか?」と暗示させる情景を見せて、主人公とともに観ている者の興味を惹きつけるのだ。

そしてヒロインのグレース・ケリーが異常に美しかった。

グレース・ケリーが勝手にアパートの外壁を上りはじめて窓から不法侵入する頭の悪い無茶なシーンは、事件の真相を知るためとはいえ、あまりにも行き過ぎた無謀な行動である。

案の定、男に見つかり、逆に警察に連行されるグレース・ケリーだが、それは当然のこと。

そして男が主人公の部屋に侵入してきて(鍵ぐらいかけとけよ!、男に襲われて窓から突き落とされるも、お見事なタイミングで警察が駆けつけて命拾いをする。

かなり都合良く出来たハッピーエンドに疑問は残るが、片足を骨折していた男が両足を骨折したラストはグッドであった。

他のヒッチコック作品も色々と観ていこうと思った、といったところで「カット、カット」。

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