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ドラマ『未来への10カウント』ネタバレ・あらすじ・感想。

ムタク主演のボクシングを題材にした連ドラを観たのだ。

『未来への10カウント』
色々と気になった点が多かった。
幼稚過ぎた登場人物たち。
演出 : 河合勇人
出演 : 木村拓哉 , 満島ひかり , 安田顕

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解説

 
テレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で、ボクシング部コーチ役に扮した木村拓哉主演の連続ドラマ。

 

生きる希望を失った主人公・桐沢祥吾(木村拓哉)を中心に描く、《世代を超えた青春群像劇》。

福田靖のオリジナル脚本。

 

2022年4月14日から6月9日まで放送。全9話。

 

あらすじ

 
母校・松葉台高校のボクシング部にコーチとして任務を受けるが、まるで乗り気ではない桐沢。

「いつ死んでもいい」とまで言い切ってしまう桐沢を心配する親友や恩師から強引に背中を押され、桐沢はコーチを引き受ける。

汗まみれになりサンドバッグを打つ高校生たちを目の当たりにする内に、桐沢の中にも少しずつ《熱いもの》が蘇ってくるのを実感する。 

高校生たちと真剣に向き合って桐沢は迷える若者たちを変えていくと同時に、自分自身も変化を遂げ、《新たな未来》に向けて走り出していく。

 

感想

 
キムタク×ボクシング」という組み合わせで、どんなボクシングドラマを見せてくれるのか?と気になって観た本作。

キムタクが主人公であることで何となく毎回観ることを継続出来たが、キムタクが主人公でなければ離脱していたかもしれない。ツマラナイわけではないが、色々と気になる点が多く気が散る作品であった。

 

無気力なキムタク

 
未来に絶望しているキムタク演じる桐沢が松葉台高校の非常勤講師としてボクシング部のコーチを務めることになり、ボクシングを通して希望を見出していく物語ではあるが、腐っている状態を描いたドラマ前半の桐沢が非常に暗い。

いつまでも浮かない顔をした主人公を眺めているのは、結構退屈なものである。

 

おバカさんな登場人物たち

 
全話を通して気になったのは登場人物たちの頭の悪さだ。

進学校であるはずの松葉台高校なのにも関わらず、教師も生徒も幼稚過ぎるのが難点。

コメディータッチで描いている箇所も多々あるので仕方ない面もあるが、教師陣が全員バカというキャラ設定は安易過ぎる。全く校長らしくない内田有紀、おふざけ教頭の生瀬勝久、八嶋智人とその他の教師陣、富田靖子もよくわからない役柄。

バカばかりの職員室風景を見ていると、どーしても進学校とは思えない。

またボクシング部の生徒たちも、「小学生を相手にしているのか?」と疑いたくなる位の低レベル。勉強そっちのけの不良生徒を集めた暴れん坊たちを統率するボクシングドラマならイイが、進学校という設定を課したことによって、登場人物の頭の悪さが目につき感情移入が出来ないのだ。

 

ひ弱なボクシング部員たち

 
すぐに病院送りになるオーバーっぷりも気になる。簡単に肋骨にヒビが入る伊庭君や、西条のパンチを目に喰らった友部が「網膜剝離」の心配で病院に直行したり(友部の診察結果は何ともなく、桐原の亡くなった妻とソックリな女性に出会わせたかっただけ)。

西条が壁に後頭部を打ちつけ、「一生、ボクシングが出来ない体」になってしまったのも違和感。どうせならもっと激しいケンカによって、鉄パイプで殴打された等の描写があった方が説得力が出る。

故意に後頭部を殴打するシーンがあると暴行事件として問題が大きくなりドラマの趣旨も変わるので難しいところだが、壁にちょっと頭をぶつけた程度で「一生ボクシングが出来ない」「死の恐れがある」と言われても納得出来ない。

西条が頭を抱えてモーレツに痛がるシーンも、「何なの、それ?」。即、入院レベルかと思った。

 

役者の無駄遣い

 
結局、キムタクと満島ひかりは良かったが、その他の登場人物たちに魅力はなかった。

柄本明も単細胞な頑固ジジイだったし、安田顕も単細胞な童貞中年だった。役者の無駄遣いである。

元コーチとしての経験豊富な柄本明の知性ある助言や、尊敬出来る恩師とのエピソードが描かれていれば良かった。

安田顕はボクシングジムを経営している割に指導はテキトー。美人にすぐに惚れてモジモジしている童貞っぷり。桐沢の亡くなった妻に似ている女性に自分の名前を言わせるシーンはかなりキモかった。

桐沢と対比させたキャラ設定はイイが、バカなままの役柄では勿体ない。友情を重んじるカッコイイ安田顕をもう少し上手に描いて欲しかったところである。

過去に何かあったような内田有紀との関係も描写が薄い。父親との確執も、「父親がボクシングに夢中」だけでは薄過ぎる。決定的な事件がきっかけで溝が出来た等のエピソードが欲しい。またボクシング部を強く毛嫌いしていた内田有紀が、ドラマ中盤で心を大きく動かされるような物語があれば良かった。

満島ひかりの妹役が滝沢カレンなのも違和感ありまくり。腹違いなのかな。

25歳の村上虹郎が高校一年生役を演じたのは面白い。難しい役どころなので、演技力の高い村上虹郎が抜擢されたのも無理はない。

 

未来へのハッピーエンド

 
色々と気になる点が目に付いたドラマであったことには違いない。

キムタクが自分の生徒を守るために不良少年たちに襲われ、ボクシングで叩きのめすシーンには、「流石キムタク、カッコイイ!」と思った。

だが、その次の話では、西条の起こした暴行事件で「ボクシング部が暴力を振るってはダメ!」と問題になっていたことに違和感があった。確かにキムタクの場合は正当防衛であったが、頭ごなしに西条を悪者にした展開には違和感がある。

最終回まではグダグダと展開されていたドラマだったが、最終回になると急に誰もが物分かりの良いイイ人たちになり大団円。

キムタクが指導中に過労でぶっ倒れてしまうことはあったが、数秒間、気を失っていただけで特に問題なし。

内田有紀と父親の仲も、あっさりと解決。

ドラマが続くのであればインターハイ間近に問題を起こす生徒も出てくるのだろうが、あれだけトラブルばかりだったボクシング部も嘘のようにスムーズにまとまっていく。

キムタクと満島ひかりも、めでたくハッピーエンド。

生きる気力を失くした主人公でも、やっぱりキムタクだったのでカッコイイのは間違いない。普通ならば、メタボになり不精髭を生やしてハゲあがっていただろう。

今まで色んな職業をキムタクが演じたことで、その職業を志す人口が増えるという現象も起きてきた。

最近での村田諒太や井上尚弥の白熱した試合が話題を呼んだように、本作によってボクシングを志す若者が増えれば嬉しいところである、といったところで「カット、カット」。

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