東大寺へ向かう道中で目にすることになる『東大寺ミュージアム』。
以前は通り過ぎてしまっていたが、今回は興味津々いそいそと拝観をすることに。
「東大寺の歴史と美術」をテーマに、常設展示と特別公開、特集展示を開催。
常設展示ではミュージアムの本尊である『千手観音菩薩像』、法華堂伝来の『日光菩薩像』『月光菩薩像』、奈良時代の『誕生釈迦仏像』等、多くの寺宝が展示されている。
特別公開では、戒壇堂(かいだんどう)の『四天王立像』が展示。
戒壇堂の耐震化工事のために一時的に移された、奈良時代の彫刻の傑作として名高い四天王像を間近で拝観することが出来るのだ。
東大寺ミュージアムの入り口の脇では大仏様の実物大の両手(レプリカ)が飾られており、そのインパクトに心を惹きつけられる。
チケット売り場で「東大寺大仏殿」とのセット券を購入。
東大寺ミュージアム及び東大寺大仏殿をご覧になる方は、ここでセット券を購入しておくことをオススメする。東大寺大仏殿のチケット売り場での混雑を並ぶことなく回避することが出来るのだ。
チケットを購入した後、GWということもあり東大寺ミュージアム内では入場までに列が・・・。
並んでる際に目に入るグッズ売り場に心奪われる(結局何も購入しなかったが)。
チケットを見せた後に入場したエントランスでは、聖武天皇が大仏様に込めた想い、戦火から復興等の東大寺の歴史を映像で紹介。
映写のために暗がりにされた館内は、しっかりと拝観者をドキドキさせる演出効果がある。
「東大寺の歴史と美術」をテーマにした展示品が並び、時空を超えて現代に感動を呼び起こす至極の逸品と出逢う。
特別公開では戒壇堂の四天王立像が堂々たるお披露目をされている。
『広目天』『多聞天』『増長天』『持国天』、力強く逞しく凛々しい四天王立像に目を見張る。
四天王は仏の敵を退ける守護神だという。
厳しく訴えかける眼差しは、現代の僕たちに痛い程に突き刺さる。
『特別公開 戒壇堂 四天王立像』の公開は2020年7月23日(木)~2023年夏頃(予定)なので、奈良に訪れた際には東大寺ミュージアムに立ち寄り、是非とも拝んでおきたい。
いやはや、奈良公園内だけでも一日で回りきれないのではないか。
興福寺から興福寺 国宝館、奈良国立博物館、東大寺ミュージアムに東大寺、そして春日大社。
きっと他にも巡る楽しみがあり、自身が急ぎ足だったのは否めないが、今回は十分に満喫させていただいた。
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