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『藤子不二雄物語 ハムサラダくん』を読んだのだ。

「なんだ?このマンガは?」こんな漫画があること自体知らなかった。

『藤子不二雄物語 ハムサラダくん』

吉田 忠  (著)

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藤子不二雄物語 ハムサラダくん

 
ご覧の通り、藤子不二雄A先生の大傑作大名作漫画、伝説の『まんが道』を彷彿させる漫画であり、「藤子不二雄物語」と謳っていることから、その内容も『まんが道』と同じような物語なのではないか?と簡単に想像がつく。

まんが道
藤子不二雄(A)  (著)

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『まんが道』ファンの僕からすれば、早速購入してこの「ハムサラダくん」とやらを確かめなければいけない。

第一巻を手にとり中身を見てみると、小学館のてんとう虫コミックスで刊行されたのが昭和54年と記載されている。

西暦で言うと1979年で、40年以上も前の作品で、僕が2歳の時に第一巻が発売されたみたいだ。

僕が2歳の時に発売されたようだが、古本屋にしょっちゅう通っていた僕であったが、その存在を知ることはなかった。

「ハムサラダくん」を読み進めていくと、「お~、こりゃ『まんが道』だ」と思ったが、いやいや『まんが道』であるならば、わざわざ「ハムサラダくん」を描く必要がないだろうに。

読み進めていくと、『まんが道』の物語を一応大まかになぞりながらも、色んなアレンジを加えながら別モノに仕立てあげているのだが、[藤子不二雄物語]と、どど~ん!と謳っていることから、「だったら違うやん!!」という頭を混乱させる状態になっている。

作者の吉田忠さんについて調べてみると、藤子不二雄先生のアシスタントに就いていたことがあったらしい。

それならば、アシスタント目線から[藤子不二雄物語]を描いて欲しかったとも思えるが、何故『まんが道』という名作があるにも関わらず、「ハムサラダくん」を描こうとしたのかが不思議でならない。

この「ハムサラダくん」、藤子イズムを伝承していることだけあって、流石に絵は上手い。

それに例え『まんが道』の真似事であったとしても、『まんが道』ファンにとっては嬉しい作品である。

しかし『まんが道』に似せてはいるが、かなりオリジナルを加えているので、[藤子不二雄物語]とは決して言い難い。

『まんが道』で登場する激河大介のようなキャラでジャンボ漫作と名乗るキャラが出てくるが、その他のキャラは一体誰をモチーフにしたのかわからない完全オリジナルキャラが登場している。

手塚治虫先生は手塚治虫先生として登場するが。

きっと当初は原作に大体忠実に描いていこうとしたが、「だったら『まんが道』読めばイイやん」ということに気付き、途中から大幅にオリジナリティーを加え始めていったのではないかと思われるが、「だったら[藤子不二雄物語]ちゃうやん」という事態に陥ってしまったのかもしれない。

もしかすると「ハムサラダくん」は、作者が本当に描きたかった[藤子不二雄物語]だったのだろうか。

「ハムサラダくん」は『まんが道』を作りたかったのかもしれないが、カレーライスとハヤシライスぐらい違う。

食べものをタイトルにしているので、食べもので例えることは少々わかりづらかったかも。

『まんが道』と比較し続けることよりも、「ハムサラダくん」は「ハムサラダくん」として楽しんで読んだ方がイイ。

てんとう虫コミックスの『藤子不二雄物語 ハムサラダくん』は全二巻であったが、めちゃくちゃ物語の途中で終わっている。

「おかしいなぁ」と調べてみたら、てんとう虫コミックスでは二巻までしか刊行されておらず、その後、数十年後に「完全版」として、当時コミックスに掲載されなかったマボロシの原稿が「完全版」には掲載されているらしい。

かなり中途半端なカタチで読了したが、今のところ「完全版」を買い直すつもりもない。

『まんが道』がメインディッシュならば、本作はハムサラダとしていただくことが丁度イイのではないだろうか。

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