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三木大雲・原作『怪談和尚』を読んだのだ。

「怪談説法」の三木大雲さん原作の漫画『怪談和尚』を読んだのだ。

『怪談和尚』

三木 大雲  (原著), 森野 達弥 (著)

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怪談和尚

 
怪談にどハマりしてから数ヶ月、怪談を通して仏教を説いていく怪談説法の三木大雲さんにもどハマりした。

三木住職が語る怪談にも興味津々なのはもちろんなのだが、仏教にも興味を抱くことになったのである。

三木住職の怪談は人間の道徳について考えさせられ、人の生き死に、死者の魂、神仏の存在を自分の中で受け入れ、人生を深く尊いものだと実感させてくれるのだ。

そんな三木住職の『怪談和尚』を描くのは森野達弥さん。水木しげる先生の下で修業をした妖怪漫画家である。

『怪談和尚』は三木住職が実際に体験した話や聴いた話を漫画にしたもので、漫画であるが故のエンタメ性を更に引き立たせている。

怪談を聴くのが苦手だという人や活字が苦手だという人でも、非常に読みやすい作品になっている。

全11話で構成された物語は一話一話がサクサクと読みやすく「怖い」怪談を森野達弥さんの画風と表現で、不気味でありながらも漫画ならではの面白さが詰まっているのだ。

三木住職の怪談を知っていながらも漫画になった時のオリジナリティーは違った変化がある。

怪談を聴いている際は三木住職が話す内容を頭の中でそれぞれが想像して聴いているわけだが、漫画で表現された怪談はダイレクトに絵が目に飛び込んでくるのである。

人間の表情や幽霊の表情、大袈裟に描かれた表現もあるが、漫画特有の世界観を大事にしている。

怪談で話す言葉や活字で表現する言葉も実に奥が深いが、言葉を使わずに絵で伝える恐怖というのも非常に面白い。

怖い話もあれば胸が温かくなる話もある。三木住職ならではの味わい深い怪談が堪能出来る。

三木大雲さんの動画等に毎日触れながら、感銘を受けた僕は三木大雲さんのサイトで数珠も購入した。

三木住職が語る怪談説法をどんどん聴いていきたい。そして人生を生きていくヒントにしたい。

本当に学びになることが多過ぎる。

怪談も仏教の話も有難い。

怪談を通して物事の視野が広がった気がするのと、仏教を通して自分の生き方が見えてきたと感じる。

独特な絵柄で描かれた『怪談和尚』は、三木大雲さんを知らない人にも「知るキッカケ」になって欲しい一冊である。

読みやすくバラエティーに富んだ怪談の数々が見どころで、次の物語が気になっていく。

ただの怪奇物語とは違う、人生哲学が詰まった漫画なのだ。

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