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映画『陰陽師』ネタバレ・あらすじ・感想。

談を聴き漁っている内に呪術について興味を抱いたので『陰陽師』を観てみることに。

『陰陽師』
不可思議な陰陽師の物語。
役者のビミョーな演技力。
監督:滝田洋二郎
出演:野村萬斎伊藤英明今井絵理子

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解説

 
夢枕獏の同名連作に出てくる逸話をオリジナルストーリーで映画化。

 

『陰陽師』

夢枕 獏  (著)

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陰陽師・安倍晴明役を野村萬斎が演じる。

晴明のライバルである悪の陰陽師・導尊役を真田広之、晴明の親友・源博雅役を『ブリスター』の伊藤英明、式神役で元SPEEDの今井絵里子、正体不明の謎の女役で小泉今日子が共演。

『秘密』の滝田洋二郎が監督。同作のスタッフ、撮影の栢野直樹、照明の長田達也、編集の冨田功が再集合した。

『サトラレ』の部谷京子が美術、『不夜城』の梅林茂が音楽を担当。

2001年製作/119分/日本
配給:東宝

 

あらすじ

 
この世とあの世が曖昧に交差し魔物たちが人と渾然と存在した平安時代に暗黒の世を鎮め、二つの世界の調和を保つ能力をもつ“陰陽師”と呼ばれる男たちがいた。

ある日、内裏では陰陽頭・道尊(真田広之)がある儀式を行い<都の守り人>の出現を予言し、その守り人は帝の子を宿した藤原師輔の娘・任子のお腹の子を指しているかに思われた。

やがて都のあちこちで魔物たちが蠢き始めたことを感じる安倍晴明(野村萬斎)。

ある夜、生まれたばかりの帝の子・敦平親王の身に異変が起きて・・・。

 

感想

 
大ヒットしたらしい本作だが初めて観た。平安時代は現代よりも不可思議なことがもっと身近にあったのではないかと思える。陰陽師と呼ばれる人の能力は現代人の能力者よりも、全然研ぎ澄まされていたような気がする。便利な世の中は人間の超能力を鈍感にさせているのではないだろうか。

物語はまぁまぁ楽しんで観ることが出来たが、20年前の伊藤英明って「めっちゃ演技ヘタやん!」と思った。こんなに演技がヘタな時代があったのだと思うと感慨深い。努力で演技は見違えるように上達するのだ。今井絵里子は意味不明なヘタさで全くわけがわからなかったが。

役者の演技力がビミョーに気になる本作だが、真田広之だけは別格でその格好良さに惚れ惚れする。日本で一番格好いい人なのではないだろうか。

野村萬斎はハマり役。どこからどう見ても平安時代の人。どこからどう見ても陰陽師。安倍晴明は野村萬斎以外には考えられない。

本作を観て安倍晴明に興味を抱いた。フィクションが盛り込まれているのはもちろんだが、実際の安倍晴明はどれ程までの能力を持っていた人なのだろうか。陰陽師と呼ばれる人たちがどんなチカラを持っていたのかが気になる。

怪奇な物語と陰陽師の不可思議なチカラをホラーとアクションで楽しませてくれる作品であった、といったところで「カット、カット」。

 

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