あなたの生き方、思想、作品に、俺は感銘を受けて爆発しております。
数多くの傑作芸術作品を残して、また数多くの情熱的な名言を残してくれた。
30代後半になるまで、俺はあなたのことをよく知らなかった。
あなたの作品の中でも、ベタではりますが『太陽の塔』が好きです。
あれは圧巻です。
1970年の万博での太陽の塔の制作。万博のテーマであった「進歩と調和」をクソくらえ!と言って、真逆のものを作ってやる!と制作した太陽の塔。
売れなくてもいい、好かれなくてもいい、認められなくてもいい、成功しなくてもいい
その強い信念での太陽の塔はあまりにも衝撃的で、またその当時の岡本太郎の言葉は今の俺にもすこぶる勇気を与えてくれた。
売れよう、好かれよう、認められよう、成功しよう、そんなことを考えた作品はちっとも楽しくない。先生に褒められようとして描いた優等生の絵よりも、壁一面に自由に描き殴った子供の絵の方が、人の心をとらえるものだ。
芸術は上手くあってはならない、美しくあってはならない、心地よくあってはならない
観た人が「なんだ、これは!なんて醜悪なんだ!」、そう言いながらもその作品の虜になってしまうものがいいのだ。俺はその瞬間に人の心を虜にする作品こそがすごいと思う。
お笑いでも芝居でも何でもそうだけど、その瞬間に人の心を射止める力のあるものがすごいんだ。
太陽の塔のバカでかさとパワーと言ったら、とんでもないね。
来月は岡本太郎記念館に行ってきます。
こりゃ俺、また爆発しちゃうね。
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