写真家として、また映画監督としても活躍している蜷川実花。
彼女が魅せるアートな世界が俺は好きだ。
なんといってもその色彩が素晴らしい。
色鮮やかな花々、カラフルな空間。
そこに佇むモデル。
生きている。
蜷川実花が撮る写真を見ていると楽しい。かっこいい。その独特の世界観は何とも言えぬ妖艶で美しいものだ。
魔法のように色を自在に操り、その最高の瞬間を射止めて1枚の写真を撮る。
青や赤、ピンクや黄色。こんなにも美しい青が出せるのか。こんなにも美しい赤が出せるのか。色そのものも美しい色にしてしまう。女性の感性、センスってのはあるだろう。男には表現できないだろうな。
とても大胆でかつ繊細であり、その色のいちばん美しい色を、その人のいちばん魅力的な瞬間を捕らえる。
蜷川実花自身のことはよく知らないけれども、作品を見ていればわかる気がする。彼女はとても優しい人間である、と。
優しい人間でなければ撮れないものだ。
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