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僕の宝物『Moo.念平先生サイン色紙』

『あまいぞ!男吾』というマンガをご存知だろうか?

20年以上前にコミック雑誌『コロコロ』で連載していた学園ものの青春マンガだ。

Moo.念平先生が描いていた名作マンガである。

『あまいぞ!男吾

Moo.念平(著)

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紛れもなく僕の人生に大きな影響を与えたマンガのひとつなのだ。

恥ずかしながら子供の頃の僕は勉強なんて全くしなかった。毎日毎日マンガを読みまくり読み漁り読みふけっていた。来る日も来る日も僕を夢中にさせてくれた。

マンガばかり読んで!」なんて大人は言うが、マンガをなめちゃいけない。僕はマンガから多くのことを教わり、マンガで育ったのだ。

Photo by Gabriel Tovar on Unsplash

Moo.念平先生の『あまいぞ!男吾』は僕の心をとにかく熱くした。

男吾は曲がったことが嫌いなのだ。ケンカが大好きで野蛮なようであるが、弱いものいじめや卑怯な腐ったことはしない。男と男の拳が交わる友情のケンカなのだ。

男吾は清々しい男の子だ。僕は憧れたのである。こんな男になりたいと。

故郷・奈良を離れてたった一人上京した時も、東京から山梨に流れ着いた時も『あまいぞ!男吾』だけは売らなかった。いっぱいマンガを持っていて、いっぱいマンガを手放したけれど、男吾は古本屋に売らなかった。残しておきたいマンガだった。僕の少年の想いが、このマンガにあったのだ。

それなのに僕は、全16巻『あまいぞ!男吾』の最終巻である16巻だけ持っていない。

あの頃マンガ少年だった僕も大人の階段を上る過程で、だんだんマンガ離れしていったのだ。

Photo by Joey Nicotra on Unsplash

だけど大人になってから東京で、男吾の愛蔵版の最終巻を買って揃えた。

IMG_0689

Moo.念平先生のサイン色紙は、僕が小学生の頃にコロコロにハガキを応募して採用されたことで、プレゼントをいただいた。

男吾のファッションを考えるっていう募集で、「原始人のコスチューム」を男吾に着せたイラストを送ったら掲載されたのだ。

『あまいぞ!男吾』は一年一年成長した。小学生から中学生、そして高校生へと、マンガの連載とともに成長していった。

月刊誌だったので、その成長は早かった。男吾も僕も共に成長していったのだ。

男吾は今年で40歳じゃないのかな??確か僕よりも、ひとつ上だった気がする。

今、男吾のような男にはなってない僕を、思いきり男吾に殴ってもらいたい。

Photo by Anton Danilov on Unsplash

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