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山梨県立美術館、岡本太郎の『樹人』に会いに行く

週に引き続き、今週も山梨県立美術館のある紅葉彩る芸術の森をぶらぶらして来た。

再び岡本太郎の『樹人』と対面する。生命をほとばしり、そいつはぐんぐんと空に伸びる。

魂のかたまりのようにも見える。真っ白い息吹が四方八方へと躍動して脈を打つ。切ったら血が噴射するのではないか?そう思わずにはいられねぇほどに生きている。

そうだ。作品というものは生きてなければいけない。切ったら血が出るような作品だ。でなければ感動も愛もない。

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これはゴッホの記念碑。ひょろっこく画材を背負って突っ立つ、どこか哀愁あるゴッホだ。

ものをつくる人間なら、誰しもがゴッホのような孤独感というのはあるのではないか。だからこそ作品で表現するんだと思う。作品に自分を投影させる。ずっとずっと孤独なんだ。拳銃で自分の脇腹を撃って死んでいったゴッホ。

ものづくり、アーティストは皆、孤独であり狂気を秘めている。

理屈なんて通りゃしねぇ。常識の檻に閉じ込められた連中には、なかなか理解されぬものだ。そのはがゆさや情熱がまた作品を生むのである。

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えー、これは何だっけ?でっかいリンゴのオブジェ。

ってことで二週連続、ここに来ちゃいました。

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