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最近観た映画4本。園子温&スタンリー・キューブリック

日、NHKで手塚治虫のことを語るテレビ番組を観ていたら、園子温が出ていて、「自分の中に手塚治虫が流れてる」というようなことを言っていて感動した。

それは手塚治虫の『火の鳥』の魂のように、脈々と作品を通して受け継がれていく輪廻である。僕も手塚治虫が好きで、特に子供の頃は読みあさった。そして作品を通して受け継がれた魂は、園子温監督にも受け継がれて、また僕は園子温監督に影響を受けている。園子温監督が10代の頃に観たスタンリー・キューブリックの『時計じかけのオレンジ』で映画監督を目指したように、僕もスタンリー・キューブリックが好きで、ある時期、キューブリック作品を観て、関連本も読んでいた。

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今回僕は20年ぶりに『時計じかけのオレンジ』を観た。

『自転車吐息』
監督:園子温
出演:園子温, 杉山正弘, 河西宏美

若き園子温監督のパワーが見える。鬱屈しながらもどこかへ走り出していきそうな。それが草野球の白線であったり、「俺」と書いた大きな白い旗を掲げて夜の街であったり、自転車に乗りながらどこまでも走っていく姿であったり。それらは、映画としての「画(え)」的にも面白い。海のそばの堤防で燃える自転車や、車道のど真ん中を歩く少女など、ただの青春映画としては片付けられないパワーと才能を感じられる。

『ちゃんと伝える』
監督:園子温
出演:AKIRA, 伊藤歩, 高岡蒼甫

園子温監督らしくない作品だなぁと思いながら観ていて、だけど園子温監督の作品だなぁと感じた。

自分自身の父親に捧げたこの作品は、「ちゃんと伝える」というストレートなメッセージに想いを込めていると思う。

EXILEのAKIRAが主役だが、素朴な青年を演じきっていて、あースゴイなぁと思った。

『時計じかけのオレンジ』
監督:スタンリー・キューブリック
出演:マルコム・マクドウェル, パトリック・マギー

 

やはり名作。1971年の映画だけど、現代に観ても新しく斬新。20年前に一度観た時もそう思った。

映像も面白い。

カラフルな部屋や家具、服装や絵画など、一枚の絵としても見ていて面白い。

病院などでは無機質に描き、カラフルな世界観とのメリハリも面白い。

音楽も映画を重要に効果的に使っている。

金持ちの作家のジジイが最高に素晴らしい。

前半での見事なヤラレっぷりもそうだし、後半で風呂場で歌うアレックスの声を聴いて、ブルブルと白目をむいて震えるシーンなんて最高すぎる。

まさしく名作。

気球クラブ、その後
監督:園子温
出演:深水元基, 川村ゆきえ,長谷川朝晴, 永作博美, 西山繭子

あぁ青春映画。

女性陣が美人過ぎて困るけど、美人でないと成立しないなぁと思った。大体こういう気球クラブみたいなクラブに集まってくる女性って、ブスばっかりだろうという僕の偏見がある。気球は浮かんでも、気持ちは沈むわ!みたいな。それが川村ゆきえと永作博美ときたもんだから、このクラブに入りたくなる。

若者たちの青春映画というのは、とても難しい題材で、大体はシラけちゃう。

特に大学生の浮かれた感じなんてのは虫ずが走って蹴散らしたくなるんだけど、この映画は好き。

なんだろう?仲間たちと盛り上がって、それが時間とともに、いつしかシボんでいく感じ。まさしく気球。クラブの集まりなんて、そんなもんだもんね。

永作さんもカワイイし、イイ映画です。

 

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