アクション映画は、やっぱり好き。
子供の頃なんて、ほぼアクションものしか観なかった。カンフー映画やスタローンにシュワちゃん。今回は『園子温という生きもの』以外はアクション映画。
それでは、レビューをさせていただきます。
『園子温という生きもの』
素材自体が魅力的で面白い
監督:大島新
出演:園子温, 染谷将太, 二階堂ふみ, 前田亜紀
大好きな園子温監督を追ったドキュメンタリー映画。
『情熱大陸』で園子温監督を撮っていた大島渚の息子、大島新の監督作品。
確かに園子温監督を30分番組で収めようとすることに無理がある。エネルギッシュだし面白い。それは園子温が面白い存在。渋谷ハチ公の隣にもう一匹レプリカのハチ公を置いて、人を混乱させるような遊びは笑えて、好き。そりゃ、園子温監督を追えば面白いよ。勝新太郎とか立川談志とか、そりゃその人を撮ってたら面白いものになるよ、って感じ。
僕は何時間でも観れるけど、別に映画にすることもないかなぁと思った。でもテレビで二時間の特集を組めないとしたら、確かに映画としてカタチにするっきゃない。
『ザ・レイド』
壮絶アクション、スゴすぎ
監督:ギャレス・エヴァンス
出演:イコ・ウワイス, ヤヤン・ルヒアン,ジョー・タスリム, ドニー・アラムシャ-
インドネシア映画で低予算らしいけど、アクションすごかったね。面白い。
麻薬王が支配する高層ビルにSWATが突入して、凄まじいアクションをするのだけど、何か階段を上っていって、敵がどんどん現れてくる感じは、ブルース・リーの『死亡遊戯』を思い出した。
一番強い敵役がちょっと小さいオッチャンなの。いい味出していて好感が持てる敵なのだが、ラスト、主役側が二人がかりでこの小さいオッチャンと戦うのね。「おい!二人がかりかい!」って思った。
日本のヒーローものでも、五人ぐらいで一人の敵と戦ってる時あるけど、あれが何だか納得できない。
これが逆で、敵五人とヒーロー一人が戦っていたら、「おい!敵!卑怯やぞ!」ってなるのに、正義のヒーローが集団リンチしても誰も何も言わない。何だか敵のちっちゃいオッチャンが一番カッコイイやんって思ってしまった。
でも作品は面白い!ジャッキー・チェンを超えるような格闘ぶりだった気がする。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
映画館で観るべき映画、
もっと興奮したはず
監督:ジョージ・ミラー
出演:トム・ハーディー, シャーリーズ・セロン,ニコラス・ホルト, ヒュー・キース・バーン
この映画は評判が良くて、観る前から期待値が上がりすぎた。面白すぎて小便ちびりまくるんじゃないか!そう思って挑んだ。うん、確かにいい。世界観も。格好良さも。クレイジーさも。
でもこれ、映画館の大画面で観るヤツやなぁと思った。スマホとかタブレットじゃダメ。大画面で観たかったなぁと思った。興奮するやろうなぁと。
シャーリーズ・セロンっていう女優が、坊主頭で、泥だらけで、左手が切断されていて、だけど、すごく美しい。なんやろうね。
ドレスアップした女性の美しさよりも、泥だらけで一生懸命な女性の方が美しさを感じるのかもしれない。
すごい魅力的だった。
マッドマックス、確かに良かった。でも大興奮はしなかった。
子供の頃、ジャッキー・チェンの映画を観て大興奮したような感覚はもう味わえないのかもしれない。
『大脱出』
ゴジラとガメラの共演、
そりゃ面白いやろ。
監督:ミカエル・ハフストローム
出演: シルベスター・スタローン,アーノルド・シュワルツェネッガー
この二人の共演ってことで、もう何でもアリだよね。
刑務所を脱出するスペシャリストのスタローンだけど、後半はこれって脱出か?って展開。脱出は脱出なんだけど、もうバレてるやん!誰にもバレないように、キレイに脱出する感じじゃない。バレてるから、銃撃戦しちゃう。お約束通り敵の弾丸は全然当たらないけど、こっちの弾丸は命中しちゃう。
でも面白いよ。スタローンとシュワちゃんだもん。面白いに決まってる。
ゴジラとガメラが共演しちゃってるんだもん。
板尾創路監督の『脱獄王』を思い出したね。
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