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一人でスマホで短編自主映画を20本撮った自己解説。

人で自主映画を撮り始めて20作品が完成した。

そこで作品解説をまとめてさせていただく。

20作品目というのは実のところ正しくなくて、まだ未発表の『アンチヒーロー』という作品が1作ある。

 

1作目~10作目までの解説

 

Check!!

 

予告編

現在発表している作品は20作品、そこで全映画の自己解説をしていきます。

 

11作目~20作目の自己解説。

 

⑪『ブラックマテリアル』
たった一人で演じる復讐劇。
 
ブラック01

一人で制作をしていると色んなことに挑戦しようと思う。

復讐劇を撮りたいなぁと思ったら、意外とナレーションを活用すれば何でも出来ることがわかった。

この作品を演じるのに無精ひげを生やした。

そして晴れてる中でビニール傘をさすという、奇妙な演出をした。

そういえば真冬の深夜に撮影をしたり、湖に撮影しに行ったりするのはモーレツに寒かった。震えながら撮影した。

冬が苦手で24時間コタツの中にいたい男が、撮影のためなら真冬でも外に出たり、早起きしたり、丸一日眠ってなかったり、それでも映画撮影が楽しくて仕方がない。

この冬はよく動いていたと思う。

⑫『世界は LA・LA・LA』
全編悪魔語の字幕版にチャレンジ。
 
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物語は、たいした起伏もなく単調になってしまった。

また字幕の長さというのが非常に難しかった。

字幕の出る秒数が短すぎると、読む前に消えてしまうんじゃないかという不安から、字幕を長めにして編集したらテンポが悪すぎた。

それで再編集をしたけど、やはり難しい。

頭を真っ白にした客観的な目がないと、正しい判断が出来ない。

自分で創って内容を知っているから、字幕がスラスラ頭に入るのかもしれない。

全く知らない人が字幕を読んで違和感なく読めなきゃいけない。

でも問題なのは、物語が単調であったことかもしれない。

⑬『憂鬱なカラス』
20分のナレーションに・・・。
 
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『ブラックマテリアル』と『憂鬱なカラス』と来て、「あー、自分の作風はこの流れに行くかなぁ」と思った。

推理ものでは全然ないんだけど、物語が進行していくうえで隠されていた真実が明らかになっていく。

『憂鬱なカラス』のナレーションを読んでみたら、スゲー長くて20分近くあった。これで、スゴイ疲れた。

撮っていた映像は足りないし、また追加で撮影しに行ったり。

「待てよ?」と疑問が浮かんだ。ナレーション20分ってのは、映画を説明し過ぎだろって。

映画というのは映像が、ほとんどを説明してくれているものだ。人を殴るシーンがあったとしたら、映像の中で人を殴っているシーンを見せればいい。それをナレーションで「俺は人を殴った」などと説明する必要はないのだ。

そこにすごく疑問を抱いた。

⑭『ガムテリアン』

これは前作からの反動で出来た。
 
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『憂鬱なカラス』でナレーションの説明の多さに疲れたのと疑問を感じて、説明を省いた作品を撮ろうと思った。

不必要な説明を省き、映像で見せる作品。しかし自主映画であまりにも台詞がないと、退屈すぎて観るのをやめてしまうだろう。

初対面の人と会話をする時に、会話の間(ま)が気になるのといっしょ。間を埋めるには、ある程度の台詞は必要。有名人が出演している作品なら台詞がなくても、ずっと観ていられるかもしれない。親しい友だちなら会話がなくても、その空間は気まずくないものだ。

だから、ある程度の台詞と映像だけでの説明で創った。

ヒッチコックの『鳥』やスピルバーグの『激突!』みたいに、説明もなく意味もなく相手が襲ってくるというものを撮りたくて、ガムテープが人間を襲ってくるというバカバカしいながらの恐怖映画を撮った。

⑮『アンディと一緒に』

友だちと遊んだ疑似体験で錯覚。
 
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奈良から山梨へ遊びに来た友だちと、静岡の海を見に行くという映画。まぁ、静岡県立美術館に行く用事で、「じゃあ映画を撮りながら行こう」と思いついて撮った映画。

実は撮っている途中で本当に友だちと遊んでいる感覚になって、めっちゃ楽しかった。

俺一人で会話して笑ってはしゃいで、全然空想の中で遊びにイケるやん!

静岡に友だちと遊びに行って、スゲー楽しかった。実際は一人やのに・・・。

⑯『金色の片想い』
前作からの余韻での難産。
 
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『アンディと一緒に』の撮影が楽しかったので、その余韻がずっと残っていた。

週に一本映画を公開している自分としては、週に一本映画を撮りたいのだがギリギリまで何も思いつかなかった。

ギリギリで物語を思いついたが、今度は映像が全く思いつかない。とりあえず八王子まで行ったが、ほとんど何も撮らずに帰ってきた。その道中でカットをいっぱい撮る。

ラスト近くに流れる、あるシーンがあるのだけど、そのカットをいっぱい撮るが他のシーンが全く思い浮かばず、結局部屋の中で日常を過ごすシーンをリアルに撮っただけになった。

⑰『デッド オア ラフター』
笑いのネタを披露する場が欲しかった。
 
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お笑いのネタを去年作ったモノがあったので、それを映画の中で披露するために物語を考えた。

そこのネタのシーンは、ワンカットで撮った。

⑱『こちら地獄ヶ丘TAXI』
一人二役に挑戦。
 
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タクシーの運転手と乗客で、一人二役に挑戦した。会話がちゃんと繋がるかどうか不安だった。

あとは特に乗客のシーンは車を停止させて撮影しているので、窓の外の景色が入らないように車が動いている臨場感が出るか不安だった。

この作品はシリーズとしてアイデアが浮かぶけど、自主映画でパート2なんて、誰が興味あんねん!と思うから、迷い中。

⑲『ろくでなしの春』
桜を撮りたかったから。
 
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そりゃアホみたいに長い冬が終わって、春が来たら桜を撮りたいでしょう。

雪が降った時は、『今日子』という作品を即興で創った。

その時期にしか撮れないものは、やっぱり撮っておきたい。

雪景色とか桜とかって、それだけで映像のチカラがある。

あとは、『デッド オア ラフター』と『こちら地獄ヶ丘TAXI』でアホなことをヤリ過ぎたので、ガッツリ真面目な顔をしたかった。

⑳『’S(アポストロフィーエス)』
記念すべき20作目は不可解な映画。
 
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「’S」って複数形だよね。

僕の映画のオープニングで、「A SHINYOKOYAMA YUKI ‘S FILM」っていう文字が出るんだけど、僕の映画は僕一人でしか創っていない。

音楽は著作権フリーのものを使用してるけど。その「’S」の複数形は、映画を観てくれている人っていうのが、自分の中では意味を付けている。

だけど実際の実際は、大好きな園子温監督のマネをしているだけ。

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僕たちはきっと誰もが「’S」を探している。

それが友だちであったり、恋人であったり、夫婦であったり、仕事かもしれないし、趣味かもしれない。

そんな映画です。いや、そんな映画じゃない。

解説不能、説明不要です。

予告編

11作目から20本目の予告編。

このまま一人でやるのか問題


本気で映画を創る仲間を増やそうと思ったら、それは可能なんだけど、今はちょっと一人制作を続けている。

かと言って一人にこだわっているわけではない。仲間を増やすには、昔の仲間に声をかければいい。映画の現像会社で働いていた時には、仲間と自主映画を撮っていた。

今、ゼロの状態で仲間を増やすなら、女性を一人誘うだろう。女性が一人でも入れば、その女性が女友だちを連れてくる。連れて来ないにしても、今度は男が群がってくる。

例えばスンゲーカワイイ女性がいたら、すぐに男性陣は仲間になる。

それがわかっているから、一人でやっているっていうのもある。純粋に映画を撮りたい人間ではなく、男女のわけわからん集まりになる。

それから、その中で誰と誰が付き合ったとかなってケンカして、役を降りるとか言い出す。だから映画を仲間と撮るなら商業的な映画が一番。

ビジネスの関係で映画を撮る仲間。そしたら友だちで役者がいるので主役にして撮りたい。

いつか自分の友だちばっかり集めて映画を撮りたい。

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