ついに10本、一人自主映画を撮った。
本当は一年ぐらいかけて10本位制作しようと考えていたのだが、なんだか映画づくりにハマッてしまって、1ヶ月ちょいで10本を撮った。
そこで自分の映画作品10本を振り返り解説をしてみようと思う。
①『夜と漆黒のアルデンテ』 すべてのはじまり。 |
全てのはじまりは、ここから。
将来的には仲間と映画を撮りたいって思ってたけど、この日が来るまでは映画を撮ろうなんて全く思ってなかった。なんだか、ふと思いついた。数分で、ぼんやりと映画の内容が決まって、その後すぐにiPhone7を持って撮影をしていた。
二時間位で撮影が終わって、すぐに編集作業をして、その日に完成させた。
タイトルも「アルデンテ」という言葉が頭に浮かんで、それを使いたかっただけ。パスタを作る時の茹で加減がタイトルで、ますますわけわからん映画。
内容は、意味不明でむちゃくちゃだけど、なんだか次回作を早く創りたくなったのだ。
②『プライベートニュース』 ひとり語りにチャレンジ。 |
ニュースキャスターは無表情に淡々とニュースを読む。腹立たしいニュースがあっても淡々と読み上げる。
自分の感情を入れないんだね。
だけどこの作品では、ニュースキャスターが自分の感情をあらわにする。ニュースを読み上げてはイチイチ怒る。
これも、ぼんやりと頭の中で考えながら喋っていたので、切れ味が良くない。
やはり、ちゃんと練り上げてやった方が良かった。
③『ん』 思いつきで撮っていった実験作。 |
「ん」しか喋らないっていう発想で挑んだんだけど、これもその場での思いつきでバンバン撮っていった。
かなり実験的な作品。
④『STAP』 すげー、駄作。反省。 |
おじいちゃん役をやってみたかった。そしたら汚い浮浪者みたいなメイクになった。
ただこのメイクのまま、外のブランコシーンを撮ったのだけは我ながら褒めてあげたい。
しかしながら、自分で言うのもなんだが、どエライ駄作になった。思いつきで撮るのは、良くないと反省した。
⑤『今日子』 誰も出演しない作品。 |
『STAP』を撮った翌日にすごい雪が降った。
そしたら、「この景色を映画にしたい」って思った。で、朝からiPhone7を持って、雪の中を歩いて撮影。
しかも、どんな物語にするのか?を考えながら撮影。
「あー、歩いて彼女に会いに行く話にしよう」と。
で、男も彼女も誰も出演しなかったら面白いなぁと思って、結局誰も映らず、風景とナレーションのみ。
映画のチラシをイメージして作るんだけど、雪景色の中に道が続いて、『今日子』というタイトルがあって、すごくシンプルな、このチラシデザインが一番気に入っている。
⑥『殺人ドライブ』 この作品から映画を撮ることを 意識するようになった。 |
やっとここから映画を創ることを意識した作品。
『STAP』の駄作を反省して、ちゃんと創ろうと思った。
今までは脚本もなく、その場の思いつきだった。
『今日子』のナレーションでさえ、文字に書かないで頭の中で考えて話している。
この『殺人ドライブ』でやっと脚本を文字にした。iPhoneのメモ帳に書いていった。
車の中で何か撮れないかなぁと考えたのが、この話。
⑦『ハッピー・タランチュラ』 全部ワンカットで 撮るということにチャレンジ。 |
この作品は、ワンカットで最初から最後まで撮るということに挑戦した。
生配信を題材にしているので、編集でカットをつなげるなんてことはしないで、ワンカットでやってみたかった。
⑧『地獄カタルシス』 俺自身の映画。実験作。
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俺自身がたどり着いた答え。100億円のカネよりも、100年残る作品を創ることの方がスゴイ。
ゴッホは生きている間に評価されなかった。
「死んでから評価されてもねぇ」なんて言う人もいるが、大抵の人は、死んだら忘れさられ、何も残らない。
ゴッホは作品を残した。多くの人達に愛されて、存在も人生も作品も語り継がれていく。
スゴイことだ。
俺は120歳まで生きる。あと80年、ひたすらに作品を創る。
それが俺にとっての、生きるということ。
この映画は、映画の文法なんてぶっ壊してやろうと創った作品でもある。
⑨『最後の審判』 初の会話劇。 一人でやるための方法。 |
一人で会話劇をするために、この方法が思いついた。
とにかく一人制作映画はアイデアが大事。一人でやれることは限られてるから。
その限られた中で、想像力を働かせて、どう工夫していくか。
⑩『君への記(しるし)』 10作目!初の東京ロケ作品。 |
東京に行く用事があったので、ついでに映画も撮ってやろうと創った作品。
本当に便利な時代になった。
映画を撮るのに、持って行く機材がiPhone7一個だけという。
ポケットに入れて、お出かけ途中に映画撮れるからね。
予告編
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実はもう二作品、完成している。
週に1本、映画を公開していこうと決めている。そして現在、実はもうすでに二作品完成している。
二週分の映画が出来ているのだ。
この間に、さらに次の映画作品を考えたり、映画だけではなく、小説や絵本、絵を描いたりする。
映画も観るし、読書もしなきゃならない。
次回は、男の復讐劇を公開。
『ブラックマテリアル』
一人制作で、相手がいないと成立しないような復讐劇に挑戦した。
さらに、次の週は、悪魔を主人公にした作品。
『世界は LA・LA・LA』
日本っぽくない世界観を出して撮ってみた。
さらに次のアイデアももう頭の中で進行中だ。
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