確実に映画を観る時間がなくなってきた。
レンタルした新作DVDを観るのがやっと。
『ゲット・アウト』 人種差別が胸糞悪い。 脚本はよく出来ていた。 監督:ジョーダン・ピール 出演:ダニエル・カルーヤ, アリソン・ウィリアムズ,ブラッドリー・ウィットフォード |
全米で大ヒットしたみたいで評判もイイ。
日本人には意識は薄いが、黒人差別を描いた作品で身近な問題として社会にある分、全米では大ヒットへと繋がったのだと思う。
なかなか観ていて胸糞悪い程に黒人差別があり、複雑な心境であった。
黒人のコメディアンは差別を笑いのネタにしたりしているが、実際問題の差別の根深さというのは分からない。
終始飽きるところもなく、脚本がしっかりしていた。
『西遊記2~妖怪の逆襲~』 前作は面白かったが。 あまりにも残念なパート2。 監督:ツイ・ハーク 出演:クリス・ウー, ヤン・イーウェイ,ケニー・リン, メンケ・バータル |
前作から監督が変わるのはイイとして、キャストまで変わってしまうのは、いかがなものか。
しかも気持ちの悪い下品なメイクをして。
おバカ映画も空回り。
前作は面白かったが、パート2は残念。
『鋼の錬金術師』 何なの?コレ? こんなにヒドイとは知らなかった。 監督:曽利文彦 出演:山田涼介, 本田 翼, ディーン・フジオカ,蓮佛美沙子, 本郷奏多 |
評判を全然知らないで本作を観てみると、オープニングから実写版『デビルマン』を思い出す程のイヤな予感が。
明らかに髪の毛を染めましたよ、という男の子二人・・・、これは『デビルマン』の時と同じではないか・・・。そして、このクオリティーの低さのまま突っ走っていく感じ。
原作は一巻だけ読んだことがあり面白かったはずだが、映画がこんなにヒドイとは知らなかった。
『関ヶ原』 出演者と撮影は良かった。 映画は退屈の二時間半。 監督:原田眞人 出演:岡田准一, 有村架純, 平岳大,東出昌大, 役所広司 |
関ケ原の戦いは、たった6時間で終結したという合戦で、本作はその合戦をダイナミックに見せてくれることを期待していたが・・・。
わけのわからない会話が多く、とにかく退屈の連続。
出演者の演技と撮影の美しさは伝わってきたが、物語が死ぬほど退屈で全然頭に入ってこない。
歴史好きな人は楽しめるのかもしれない。
時代劇特有の力んだ話し方にどうしても違和感がある。
それと現代の役者の顔は、どうも現代人にしか見えなくて困る。
黒澤映画に出演していたような顔ぶれは、時代劇にピッタリとハマッていた。
当時の人たちの実際の顔は、もっと顔に迫力があったと推測するが、現代人ではなかなか難しい。時代劇は魅力的な題材ではあるが、迫力のある顔をした役者が不在なのは厳しい状況である。
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