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影絵の森美術館に行ってきたのだ。

こは山梨県の御岳昇仙峡近くにおっ立つ、『昇仙峡 影絵の森美術館』。

世界的影絵の巨匠、藤城清治さんの影絵作品や、裸の大将で有名な日本のゴッホ、山下清さんの貼絵作品を堪能出来る。

 

藤城清治さんの影絵

藤城清治さんの影絵は、誰もが幾度となく何かしら見た事があるんじゃないのだろうか。

 

影絵の森美術館では、館内を暗くして絵の背後から発光させる事で、影絵の展示作品を楽しまさせてくれる。

光だけではなく、水や鏡を効果的に使って、影絵をより美しく演出している。

藤城清治さんの影絵は、息を呑むほどに細かい。繊細緻密である。

木一本の木の葉一枚一枚を細かく表現しているところに、プロの仕事、職人、芸術家のこだわりが見える。

影絵といっても黒一色ではなく、非常に色鮮やかだ。影絵であることの黒という色を利用して、他の色がより一層鮮やかに美しく映えるのだ。

暗闇の中で灯したロウソクの炎、夜店に並ぶ提灯、山の上から見た夜景、宇宙に散りばめられた星等、暗さの中で光る色たちは、まるで心に澄み渡るような美しさがあるように。

山下清さんの貼絵

山下清さんといえば、『裸の大将』というドラマで知った人も多いだろう。僕もその内の一人だ。

子供の頃からテレビでは、時々『裸の大将』が放送されていて、人間ドラマとしても面白い作品だった。

山下清さんの作品は、物凄く温かみがある。懐かしい日本の風景というか、心情というか、それが多くの日本人に愛されるわけなのかもしれない。

少年のような視点で風景や人々を見て、少年のような心で作品をつくっていたのだろうな。

山下清さんの貼絵も非常に細かく丁寧だ。

「遠近法がおかしいな」と思う作品もあった。手前の人よりも、遠方にいる人が大きかったり。しかしそれも味わい深い。

作品の持つ独特の温かみが見る者を包み込む。

僕が好きだった作品は、『富田林の花火』や『日本平の富士』『清の見た夢』である。

『富田林の花火』は赤い花火が沢山、空に打ちあがっている。その空も赤い。町も赤い。作品全体が花火で赤く染まっている情景が、何とも面白い。

山下清さん自身が花火大会が大好きだったようだが、他の花火大会の作品もすごく良かった。

貼絵で表現された作品は、写真のような滑らかな鮮明さはないが、何故か心の中には鮮明に映る

デジタルではなく、人間の手でひとつひとつアナログにつくられた山下清さんの作品は、心の奥深くまで温かくゆっくりと浸透していくのだ。

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