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映画『イソップの思うツボ』ネタバレ・あらすじ・感想。後味の悪い結末。

人の共同監督ではあるが、上田慎一郎監督が関わっている作品なので観ることに。

『カメ止め』ヒットの後の作品なので、もしかしたら観る目はあたたかいものではなくて、厳しい目で観られてしまうのかもしれない。

『イソップの思うツボ』
下手な伏線回収と、
消化不良なラスト。
監督:上田慎一郎、中泉裕矢、浅沼直也
出演:石川瑠華、井桁弘恵、紅甘、斉藤陽一郎、藤田健彦、髙橋雄祐

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予告編

 

解説


『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督を中心とした製作スタッフが再結集!!

上田監督と『カメ止め』助監督の中泉裕矢、スチール担当の浅沼直也が3人で共同監督・脚本を務めた、再び予測不能な物語を紡ぎだしたオリジナル作品なのだ。

カメだけが友達の内気な女子大生・亀田美羽。

大人気タレント家族の娘である恋愛体質の兎草早織。

父と2人で復讐代行業を営む戌井小柚。

ウサギとカメ、イヌの名前を持つ3人は、有名童話さながらの奇想天外な騙し合いを繰り広げるが・・・。

舞台やテレビ、ミュージックビデオで活躍する石川瑠華が美羽、『4月の君、スピカ。』の井桁弘恵が早織、『光』『アイスと雨音』の紅甘が小柚をそれぞれ演じる。

そして『恋に至る病』の斉藤陽一郎、『愛のむきだし』の渡辺真起子、『らせん』の佐伯日菜子らが脇を固める。

2019年製作/87分/G/日本
配給:アスミック・エース

あらすじ


シャイな大学生の亀田美羽の友人はカメだけで、超売れっ子“タレント家族”の娘で大学生の兎草早織はいつも恋愛を求めていて、戌井小柚は“復讐代行屋父娘”として行き当りばったりの生活を送っていた。

三人の少女が出会う時、最高の奇跡が起こる——。

これは甘く切ない青春映画ではない!

ダマされるな!!

誘拐、裏切り、復讐、はがされる化けの皮! 予測不能の騙しあいバトルロワイヤル!

感想


むむむむ。『カメ止め』の上田監督が、次に撮ったのが「カメラ」ではなくて「亀」。

本作を撮るのに、かなりのプレッシャーがあったと思う。並大抵のプレッシャーではないだろう。

経緯は知らないが、三人の共同監督であることに何の意味があったのか。

本作では「騙し合い」と宣伝文句で謳っているが、かなり無理があると感じた。

主人公である亀田美羽の亀田一家。この一家が一番わけがわからない。とある「事情」を抱えているのは構わないが、自分たちから能動的に仕掛けた「ドッキリ」ではなくて、受動的にやらされた「ドッキリ」にも関わらず、そのドッキリの最中は「演技上手すぎ」でノリノリでやっていたとしか思えない。

それにしても復讐に燃える相手と、例え演技であってもキスできる心理状態がわからない。絶対イヤだと思うのだが。

また亀田一家の銃の腕前が凄すぎる。女子大生のただの女の子が遠く離れた小型カメラに向かって銃を発砲すれば、見事に小型カメラは破壊される。どんな腕前やねん!とビックリ仰天。

いろんなキャラクターたちをいろんな角度から描くことにより、キャラクター自体は悪くないけれど、誰に感情移入していいのかわからない誰にも感情移入できないカタチになってしまった。もしかしたら、三人の共同監督による弊害であったのかもしれない。

つまらないというワケではないが、いまいちノリきれないのだ。『カメ止め』と比較されるのは飽き飽きだろうが、やはり『カメ止め』の伏線回収は気持ちよく面白かった。皆がハッピーになった。

本作ではハッピーになることはなく、復讐を終えた後味の悪さを観ている者にも残しつつ、ちゃっかり殺人までして大金を得るという犯罪まで肯定されている。

その割にはハッピーエンド的なエンディングを迎えて、ノリノリの音楽で終わってしまう。

どうも消化不良だったなぁと、胃もたれを感じたところで「カット、カット」。

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