ウォン・カーウァイ監督×木村拓哉の『2046』を観たのだ。
『2046』 センスと映像美は抜群。 物語は130分で長かった。 監督:ウォン・カーウァイ 出演:トニー・レオン, 木村拓哉, コン・リー, フェイ・ウォン, チャン・ツィイー |
『花様年華』『恋する惑星』のウォン・カーウァイ監督が描くSFラブストーリー。
『インファナル・アフェア』のトニー・レオン、『恋する惑星』のフェイ・ウォン、『HERO』のチャン・ツィイーらアジアの人気俳優が共演。
2004年製作/130分/香港
原題:2046
配給:ブエナビスタ
心の底から愛した女性と結ばれなかったチャン(トニー・レオン)は、「2046」というタイトルの小説を書き始めたが、それは“失われた愛”を取り戻そうと“2046”という場所を目指して、ミステリートレインに乗り込んだ男女を描いた小説だった・・・。
ずっと勘違いしていたが、キムタク主演の2046年の未来を舞台にした映画かと思っていた。
キムタクも主要なキャストではあるが主演はトニー・レオン。
2046年ではなくて、部屋番号が2046であった。他にも色々意味があるのだが、よくわからない。
それにしても長かった。130分あったのか。
5年の歳月を費やして完成させたらしいから、それに比べれば短い。
しかも「永遠に完成しない映画」だと言われていたらしい。
日本のポスターではキムタクが前面に出ているので、僕なんかも勘違いしちゃったのだが、最初の完成作はキムタクの出演シーンはもっと短かったらしい。
日本の関係者、まぁ出資者である大手事務所との関係の中で、キムタクシーンが増えたらしいが。
ウォン・カーウァイ監督は、物語よりも映像美やスタイリッシュな表現が主要な気がしていて、センスは抜群なんだけども130分の尺で見せるのは長いかな。
90分なら最高にイイんじゃないか。
大体、ラブストーリーに興味がないから、恋が実ろうが実らまいがどーだってイイ。「だったら観るな」ってことなんだけど2046年の未来を舞台にした映画だと思っていたから・・・。それにウォン・カーウァイ監督×キムタクは興味あったし、ずっと観たい映画の候補ではあった。
ウォン・カーウァイ監督×金城武は最高に良かったけど、本作は長かった。
ウォン・カーウァイ監督が優秀なのはわかるけども、やはり撮影のクリストファー・ドイルの技術はすこぶる優秀。
クリストファー・ドイルの撮影でなかったら、物語はもっと退屈なものになっていた。
映画の一コマ一コマがポストカードにして販売できるほどに魅力的である。
このセンスや技術って、マネしようと思っても全然マネ出来ない。
照明もかなりこだわっている。
映像美と音楽を楽しむのならば申し分のない作品だけど、ってなところで「カット、カット」。
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