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映画『ヒート・アフター・ダーク』ネタバレ・あらすじ・感想。

村龍平監督の商業デビュー作をDVD購入して観たのだ。

『ヒート・アフター・ダーク』
北村龍平監督の商業デビュー作。
不穏な音楽は不快な音楽。
監督:北村龍平
出演:渡部篤郎, 鈴木一真, 北見敏之, 泉谷しげる
 


 
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解説

 
本作で本篇デビューを果たした北村龍平監督の銃撃戦を繰り広げるハード・アクション。

拳銃密売のいざこざに巻き込まれた男が、生き残りを賭けて激しい銃撃戦を繰り広げる。

撮影はCM界で活躍する芝田満之。

主演は、本作のプロデューサーも務める『落下する夕方』の渡部篤郎。

『愚か者 傷だらけの天使』の鈴木一真。

『緑の街』の泉谷しげる。

ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭’99正式招待作品。16ミリからのブローアップ。

1999年製作/50分/日本
配給:日活

 

あらすじ

 
ある日、神崎は友人・後藤を訪ねて、とある場所へ行くのだが、後藤とともに拳銃の密売に関わっていた李の死体があった。

二人が揉めた際に誤って後藤が李を殺してしまったとうので、仕方なく死体の始末を手伝うハメになった神崎は、車のトランクに死体を入れる。

後藤とともに山奥へと向かうが、途中で運悪く警官に尋問されてトランクを開けるが、そこにあるはずの死体がなぜか消えていたのだ・・・。

 

感想

 
前々から観たかった北村龍平監督の作品であり、かなり初期に作られた貴重なものなのでDVDを購入して観ることに。

 

物語は単純ではあるが変に複雑にしないで単純明快にした方が、その設定を楽しめるので良い。

当時、自主映画で『ダウン・トゥ・ヘル』や『VERSUS -ヴァーサス-』で、一世を風靡した北村龍平監督が本作で商業デビューをした作品で、そういった意味でも観ている者にとっても感慨深い作品である。

昨今はハリウッド映画作品を作っていて、僕は北村龍平監督のハリウッド映画作品は大好きである。

北村龍平監督の自主映画も好きではあるが、日本の商業作品となると何故かハズレ作品も出てくる。

北村龍平監督の発想は、どの作品も面白いと思う。

だがそれを具現化する時に、日本映画事情で隔たりがあるのだろうか。

その辺の事情はよくわからないが、本作の『ヒート・アフター・ダーク』は、北村龍平監督のチカラの入れようが観ていて伝わってくる。

タランティーノ作品のように「どーでもいい会話」を劇中に盛り込むことで、男たちのカッコ良さを演出する方法も観てとれたが、「日本人には似合わない」というのが印象である。

日本人は時代劇を観ていても、やはり寡黙さがカッコイイのだ。

ハリウッド映画みたいに、ペチャラクチャラと喋らない美学がある。

北村龍平監督の自主映画ならば、その辺の「カッコ付け方」が一周して、「どんどんカッコ付けてくれ~!」と思えるのだが、商業映画になると「カッコ付け」は、カッコ悪さに変換される恐れが大いにあるのだ。

ただひとつの救いは、渡部篤郎がそれを演じていることである。

あの独特の台詞の言い回しで渡部篤郎が喋ると、確かにカッコイイのだ。

『ヒート・アフター・ダーク』の一番の欠点は、気持ち悪い音楽である。

不穏な音楽というよりは不快な音楽である。

男の呻き声をずーっと流す演出は、カッコイイかもしれないという反面、僕は凄く不快であった。

北村龍平監督が監督でなければ、観るのをストップしていただろう。

北村龍平監督が描く銃撃戦、商業デビュー作は観ておきたい価値ある作品であった、というところで「カット、カット」。

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