バケモノを題材にした作品を作ろうと思って、四足歩行のバケモノがイイなぁと思った。
人間と近いビジュアルでありながらも、四足歩行というのは気色悪いなぁということで考えてみた。
まぁ、野生で棲息するバケモノであるから、髪の毛は長くてボサボサな汚らしいヤツを想像したのだが、素早く動くので髪の毛が風でなびかないと変だなぁと思ってスキンヘッドにした。
バケモノや霊的なモノだと大体白塗りでメイクすることが多いが、赤く塗ることを思い付いた。
野生のバケモノでスキンヘッドで赤いメイク・・・・、しかし素っ裸というわけにはいかない。
「そっか、日本の妖怪たちって、ちゃんと服を着てるよなぁ」と脳裏をよぎった。
そっか、そっか、良かった。これで全裸にならなくて良かった。
それで「化化」は、作務衣を着させて日本のバケモノとして誕生させたのだ。
さて、自分で「化化」のメイクをしていくことになるのだが、いやぁ難しい。
スキンヘッドのカツラを被り、額やモミアゲ部分などのつなぎ目を見えないようにしていくが、数分経つとすぐにつなぎ目が見えてくる。
またゾンビ系のコンタクトレンズを使用して瞳のカタチを変えようとしたのだが、コンタクトレンズを入れたことがないので大苦戦。目の中に異物を入れる行為が怖くて、なかなか上手くいかないのだ。
何とかコンタクトレンズを入れたものの、今度は目が痛すぎて取り外した。
コンタクトをあきらめて、続いて牙を装着。
そしてグリーンバックの前で「化化」になり撮影したが、いざ編集作業をすると「だめだ、こりゃ」という、いかりや長介さんのように呟くのであった。
スキンヘッドカツラとのつなぎ目が見えて、瞳はそのまま、赤く塗った変な男が四つん這いになっているだけである。
ということで、「化化」の姿をほぼ映さないようにしたのだ。
出演シーンを大幅にカット。
だから本編では、「化化」の姿はほぼ映らない。
実際には「化化」が逃げる男を追いかけるシーンや、車のフロントガラスに衝突するシーンもあったのだ。
ローションを口の中に含んで、ヨダレを垂らしたりもしたが、「全然上手くいかなかった」。
ということで、近いうちに「化化」のリベンジをします。
「化化」をもう一度、別ストーリーで作る。
「化化」のビジュアルも変更することになるでしょう。
それでは『化化 – BAKEBAKE -』をご覧くださいませ。
『化化 – BAKEBAKE -』
上映時間3分19秒 |
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