『暴力無双 -サブリミナル・ウォー-』を観たのだ。
『暴力無双 -サブリミナル・ウォー-』 『VERSUS』ファン必見! 戦いの年輪を刻んできた戦士たち。 監督:榊英雄 出演:坂口拓 榊英雄 松田賢二 |
東映の新しい配信のカタチ、極限・過激×映像配信ブランド“Xstream46”の第一弾。『キングダム』の坂口拓が暴れまくる!バイオレンス・アクションをテーマにした『暴力無双 -サブリミナル・ウォー-』。
東京国際映画祭コンペティション部門正式出品、KINOTAYO映画祭批評家賞受賞など多くの受賞歴を持つ榊英雄が監督と役者を兼任する。
“決して解いてはならない洗脳(サブリミナル)が解かれたー”
匠な身のこなしを見せるナックル役の坂口拓。
鮮やかに敵を撃破するデザートイーグル役の榊英雄。
狂気の洗脳(サブリミナル)が解かれた世界でノンストップで繰り広げられる問題作。
2021年製作/46分/G/日本
配給:東映
組織から距離を置いて、愛する女性との幸せな日々を過ごす元・暗殺者のナックル(坂口拓)だったが、その日々は突然終わりを迎える。
洗脳されて一般人として暮らしていたかつての仲間の暗殺者たちが次々と覚醒していく。
職場の上司だろうが、ヤクザだろうが、相手構わず暴れまくり、そして「暴力」はナックルの周辺にも迫ってきていた。
さらわれた愛する女性を救うために、ナックルはかつての仲間たちが待ち受ける約束の森へと向かった。
『VERSUS』ファンにとっては、非常に嬉しいキャスティングである。
坂口拓さんと榊英雄さんの対決は、もうヨダレ、ダラダラもんで観ちゃいます。
黒と赤のコートがバッサバサと風を切りながら、間合いを詰めた至近距離での超絶スピーディーなアクションが華麗に舞い踊るコントラスト。
北村龍平監督の『VERSUS』で伝説の対決をした二人が、20年ぶりに榊英雄監督作品で死闘を繰り広げる。
また二十年ぶりに集結した『VERSUS』軍団で完結させずに、若手のアクション俳優たちを起用したところも嬉しい。
頼れる先輩陣の現役でバリバリに動く姿を見せながら、後輩たちに伝承していくような、また後輩たちに見せ場を与えて、今後も活躍していけるようなイキな計らいに胸を熱くさせる。
全ての者たちが「戦闘」モードに「洗脳」された時、激しく狂い出す「暴力」が「無双」モードに変革する。
コメディー要素もふんだんに取り入れながら、目いっぱい娯楽作品に挑むキャスト・スタッフたちの心意気が伝わってくるのだ。
『VERSUS』から20年、それぞれがそれぞれの人生で「戦い」「対決」してきて刻まれた年輪が、その出で立ちだけで映像からオーラが醸し出されている。
さらに3年、5年、10年と、長きに渡り『エクスペンダブルズ』のように集結してアクションを見せて欲しいものである、といったところで「カット、カット」。
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