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映画『デッドゾーン』ネタバレ・あらすじ・感想。

ローネンバーグ監督の『デッドゾーン』を観たのだ。

『デッドゾーン』
能力者になったが故に孤独。
見事な構成と見事な脚本。
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:クリストファー・ウォーケン,マーティン・シーントム・スケリット

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解説

 
デヴィッド・クローネンバーグ監督によるスティーヴン・キングの小説を基にした、超能力者の孤独な戦いと悲劇を描いたサスペンス・スリラー。

クリストファー・ウォーケンが超能力を身につけたジョニー・スミスを演じる。

1983年製作/100分/アメリカ
原題:The Dead Zone

 

あらすじ

 
高校教師のジョニー・スミスは、恋人サラとのデートの帰りに交通事故に遭い、昏睡状態から五年ぶりに目覚める。

目を覚ましたジョニーは、自分に未来を予知する能力があることに気付く。

ジョニーの能力は凄惨な殺人事件を解決に導いたが、その一方で彼自身を疲弊させていくことになり、やがてジョニーは上院議員候補スティルソンにまつわる恐るべき未来を見てしまう。

 

感想

 
クローネンバーグ監督×スティーヴン・キング原作で起こる化学反応。

事故によって五年の時を経て昏睡状態から目覚めたジョニーは、自身の仕事も恋人も失い身体には後遺症が残ったが、人に触れることにより「未来を予知する」超能力を手に入れることになった。

手に入れた能力は、「悪魔の呪い」なのか「神の授かりもの」なのか、ジョニーは苦悩するが自身の能力によって連続殺人事件を解決に導いていく。

犯人がまさかの同行していた警察官であった事実にも驚きだが、その母親の子を守るための異常性が恐ろしい。

子を守るために銃を発砲するが、そんなことしたらもっと立場が悪くなるだろうに。

そんなスリルも楽しみつつ展開される物語に目が離せない。

かつての恋人であったサラも昏睡状態であったジョニーのことで苦悩しただろう。

他の男と結婚して家庭を作ったからといって、サラを責めることは出来ない。

サラが幸せな人生を歩んでくれることが、ジョニーにとっても望みではないか。

だがサラは自らの意志でジョニーに抱かれるのだ。

「オーマイガッ!」これではジョニーも踏ん切りが付かないではないか。

五年もの昏睡状態にあったとしても、ジョニーにとっては恋人状態の気持ちのままである。

そりゃあ、抱いてしまうだろう。

ってか、サラを抱いている時に「未来予知」の映像は見なかったのだろうか?

冬場の凍った池に息子をアイスホッケーへと誘い出す父親と、「ホッケーに行けば事故が起こる。息子さんは死んでしまう」と必死に説得するジョニー。

結果、息子はアイスホッケーを拒否して家に残るが、忠告を無視した父親のせいで二人の死者を出した。

父親が呆然と椅子に座り、現実を受け止めきれないでいるシーンは最高に良かった。

悪徳政治家のスティルソンが核戦争を勃発させる未来を見たジョニーは暗殺を決行するが、ジョニーが逆に撃たれることになり失敗。

「あちゃ~」と思いきや、赤ん坊を銃弾の盾に使ったことで、スティルソンにとって最悪の未来が映し出される。

サラが死にゆくジョニーに「愛してる」と言い、ジョニーは「もうこれで死んでもエエわ」と思ったのではないだろうか。

う~ん、見事な構成、見事な脚本、哀しきハッピーエンドに心が震えたぜ!、ってなところで「カット、カット」。

 

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