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ドラマ『精霊の守り人』ネタバレ・あらすじ・感想。

瀬はるかがアクションを繰り広げる異世界ファンタジードラマを観たのだ。

『精霊の守り人』
「泥だらけ」の対義語が「綾瀬はるか」。
「汚らしい老婆」の対義語が「高島礼子」。
監督:片岡敬司
出演:綾瀬はるか, 小林颯, 東出昌大, 木村文乃, 林遣都

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解説

 
世界中で愛される上橋菜穂子作「精霊の守り人」シリーズを、放送90年大河ファンタジーとしてNHK総合にて全4回で放送。

 

日本発のファンタジー大作を、大河ドラマで培ったノウハウと最新の映像技術を駆使し、全編4K実写ドラマとして制作された。

主人公の女用心棒バルサを綾瀬はるかが演じる。

2016年3月・4月 NHK総合にて放送[連続4回]

 

あらすじ

 
女用心棒のバルサは、川に転落した新ヨゴ国の皇子チャグム命を救った。

宮殿に連れられたバルサは、妃から「王子を連れて逃げてほしい」と頼まれ、「チャグムには精霊の卵が宿ったが、その精霊は悪しき魔物と言われ、帝から暗殺されようとしている」と言う。

チャグムを連れて逃亡するバルサだが、王宮からは刺客が放たれ、さらに異界の魔物が王子に宿る卵を狙っていた。

バルサは闘いを通して、生きる厳しさと身を守る術をチャグムに教えていく。

精霊と交信できる呪術師たちの協力を得て精霊の真の姿が分かり、卵が孵化する時期が迫っていた。

バルサたちは遂に、刺客と魔物との決戦の時を迎える。

 

感想

 
綾瀬はるかのアクションものというだけで心をくすぐられ、放送当時から気になっていた作品だったので観ることに。近年では『奥様は、取り扱い注意』でアクションを披露したりと、『精霊の守り人』での活躍がジャンルの幅を拡げて着実に次作へと繋げていっている。

「精霊の守り人」は3つのシリーズで構成されているが、今回は全4話なるシリーズ1を視聴した。

オープニング早々、崖の上から皇子が転落して、綾瀬はるか演じるバルサが救出に向かう重要なシーンを見せてくれるサービスっぷりに歓喜。

だらだらと時代設定や国、登場人物紹介を語られてもかったるいが、「見せ場」からスタートさせることで視聴者を釘付けにする。

しかも恋愛もの等で「透明感がある美しい」ヒロインを演じる綾瀬はるかが、薄汚れた衣装を身に纏い泥だらけの顔で登場するのだ。

「泥だらけ」との対義語が「綾瀬はるか」だと思っていたのにも関わらず、そこには無我夢中でアクションをする綾瀬はるかが存在したのである。

物語の予備知識がない人にとっては、「ってかこれ、どこの国の話やねん?」と疑問を抱くことになると思うが、すぐに架空の国の物語であることが理解出来る流れになっている。

捕らわれの身となったバルサが寡黙そうに見えて結構饒舌にベラベラと喋るヤツなのだなぁと気になったが、全編を通してフツーに口数の多い役柄だったので辻褄は合っていた。

命の恩人だとは言え、「皇子を連れて逃げて」とバルサに懇願する妃にも困ったものだが、切羽詰まった状況下だったので仕方あるまい。

トロガイという老婆が登場する度に「誰?この人」と名の知らない舞台役者さんが演じているのかと推測していたのだが、高島礼子が演じていたのだと後々知って驚いた。

綾瀬はるかのイメージのギャップもそうだが、「汚らしい老婆」の対義語が「高島礼子」だと思っていたので未だに信じられない。

ラルンガなる怪物が皇子チャグムを襲いにやって来るシーンは、黒沢清監督の綾瀬はるか主演『リアル〜完全なる首長竜の日〜』を彷彿させて、時系列通りではないが『精霊の守り人』には綾瀬はるか関連作品が詰まっているなぁと感じるのであった。

ラストは中村獅童演じるログサムをバルサが暗殺を仕掛けるシーンで終わり、「シリーズ1」で観ることをやめてしまわないように「シリーズ2」への流れをしっかりと作っている。

「シリーズ2」も、もちろん観させていただきますよ、といったところで「カット、カット」。

 

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