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ドラマ『藤子不二雄の夢カメラ』ネタバレ・あらすじ・感想。

カメラで夢の競演を観たのだ。

『藤子不二雄の夢カメラ』
贅沢過ぎるキャスティング。
イッセー尾形も見どころ。
監督:澤本均、猪原達三、久世光彦
出演:小泉今日子、中山美穂、荻野目洋子 

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解説

 
フジテレビ「月曜ドラマランド」のひな祭り特別企画。

 

小泉今日子、中山美穂、荻野目洋子の三人の女性アイドルが出演する三話のオムニバスドラマ。

因みに第2弾(1987年3月2日)では、南野陽子、富田靖子、三田寛子が出演している。

イッセー尾形は全6エピソードに出演して、後に「月ドラ」から独立してTVシリーズとなった。

連ドラでは渡辺美奈代が主演を務め、1988年木曜19時半から全5回で放送された。

夢カメラ
藤子 不二雄 (著)

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第1話「不思議少女・サヨコ」(中山美穂)
第2話「しあわせの黒い鳥」(荻野目洋子)
第3話「じゃんけんぽん」(小泉今日子)

1986年3月3日放送。

 

あらすじ

 
ハレー彗星接近のひな祭りの日。

願い事をこめてシャッターを押すと、思いが叶ってしまう夢カメラによって、不思議な体験をする女子高生たち。

 

感想

 
夢の競演とはまさしく本作で、現在から振り返ると貴重な作品である。

当時のトップアイドルが現在もそれぞれの道で活躍していることは凄いことで、何かしらの作品で再共演して欲しいなぁと思う。

藤子不二雄原作モノのドラマを扱っていることで何重にも興味が湧く作品。

ハレー彗星接近時のひな祭りの日に魔法の呪文を唱えてカメラのシャッターを押すと不思議な現象が起きるという物語で、ミポリン、荻野目ちゃん、キョンキョンという順で構成された三話のオムニバス。

オープニングとエンディングは三人同時にカメラに収まることもあり、それこそ「夢カメラ」で贅沢過ぎるシーンだ。

三話とも大した物語ではないが、昭和大好き人間にとっては十分である。

中でもイッセー尾形が三話全てに出演して何役もの役柄を演じていることが笑えるポイントで、イッセー尾形がコミカルなキャラを演じ分け器用に立ち振る舞う姿には惚れ惚れしてしまった。

トップアイドルの女の子たちが華やかなのに対して、男子生徒たちがこぞって冴えない連中なのが気になる。もう少し華やかな男子生徒が出演していれば、ドラマも引き締まっただろう。

キョンキョンの「じゃんけんぽん」という物語が不気味で、先ずキョンキョンのナレーションをキョンキョンが担当するのではなく岸田今日子が務めていて、どう見ても画面と音声がマッチしておらず怪奇現象に愕然とする。

17歳の女の子役のキョンキョンに岸田今日子の声で「私は・・」とか言われても、お茶の間はハプニングである。

まさか小泉今日子へのオファーを間違えて、岸田今日子にオファーしてしまったのではないだろうな。

ってか誰か止める大人はいなかったのか。

岸田今日子さんだってビックリしただろうに。

7歳の頃に亡くなった双子のテル子がキョウ子の前に突然現れるのだが、現れたのが岸田今日子じゃなくて良かったというのが唯一の救い。キョンキョンが二役をして双子を演じていた。

「やはり売れる芸能人は華があるなぁ」と思った、といったところで「カット、カット」。

 

 

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