遂に手を出してしまった、「みうらじゅん」さんと「いとうせいこう」さんの「見仏記」。
『新TV見仏記14 奈良・東大寺編 ~4Kで撮っちゃいましたスペシャル~』 |
「見仏記」シリーズは非常に多くDVD化されているので集めようと思ったら大変だ。
しかし「見仏記」は観たい。仏像に興味があるというよりは、「みうらじゅん」さんと「いとうせいこう」さんの掛け合いを観たいのだ。
今回、購入したのは奈良県の「東大寺」が収録されてあるもの。
奈良県で生まれ育った僕にとっては気になる内容である。東大寺の金剛力士像や大仏に興味深く見るようになったのはずっと大人になってからで、ほんの数年前のこと。
仏像に興味があるわけではないが、神社仏閣を巡るのは好きで、最近は御朱印も頂いて帰る。
さて今回のDVDでは4K撮影で仏像を撮るという試みをしている。4K対応のTVで観れば、さぞかし美しいと思われるが、ポータブルDVDプレーヤーで観た僕には4Kの恩恵を受けることはなかった。
現在の「見仏記」シリーズはブルーレイで販売していて、更に仏像を美しく撮り美しく観ようとすることに強いこだわりを感じる。
「奈良・東大寺編」のオープニングでは若草山山頂からのショットで二人が軽妙なトークを繰り広げ、新薬師寺を皮切りに、福智院、五劫院、東大寺と巡る。
奈良で18まで住んでいた僕も東大寺ぐらいしか行ったことがない。行った記憶がないので多分行っていないと思われる。
仏像を見ながら二人は思ったこと感じたことを、どんどん言葉に発していく。
個人的には「仏像は黙って見る」感覚だが、二人のトークは止まらない。テレビの収録なので当然ではあるが、それにしても二人の感受性が豊かだからこそ、次から次へと言葉が出てくるのだろう。
独り言のような呟きが、間髪を入れず相手が返してくる。くだらない呟きでさえも、優しく反応して笑いに変える。
最高に相性の良い二人である。相手が違えば「ちょっと黙ってて!」と怒られても不思議ではない。
まるで推しのアイドルを眺めているかのような二人の仏像を見る目が爛々と輝く。だが老眼でピントが合わない。
サングラスをかけて見ているみうらじゅんさんは、更に見づらいのではないか。
大好きな仏像を見るのだからサングラスを外した方がイイのではないか、と思ってしまう。
初回は二人の軽妙なトークを楽しんだが、次に観る時は仏像にも関心を持って観ようと思った。
また「見仏記」シリーズの他のDVDも購入しようかな。
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