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建立400年記念!三解脱門公開!『増上寺三解脱門展』

らりと立ち寄った増上寺で『増上寺三解脱門展』が開催されていたので行ってきたのだ。

東京都港区芝公園にある大本山増上寺。

今年、安倍元首相の葬儀が行われたことでも有名だ。

増上寺越しに東京タワーが拝めることでも最高のスポットでもある。

ぶらりと立ち寄っただけの増上寺であったが、何と現在「建立400年記念」で「三解脱門」を公開しているらしい。

そんな有難いものが公開されていることもよくわからずに訪れた増上寺。

もちろん「三解脱門」が何であるのかも知らない。ひたすら増上寺と東京タワーを撮る。

そして参拝。

何やら興味深いものが目に入る。

「仏舎利」、お釈迦様の御遺骨?

展示室があり、『増上寺三解脱門展』が開催されているとのことで急遽行ってみることに。

 

増上寺三解脱門展

 
三解脱門の知識も皆無のまま中に入ってみた。

宝物展示室での「仏舎利」に手を合わす。

企画展に入場して受付で記念の御朱印を購入。

場内では明治42年に制作された『台徳院霊廟模型』が中央に、「中門・透塀・拝殿・相之間・本殿」「本殿内部」の二つが大きく展示されている。その精巧な美しさは異常。

そして『台徳院霊廟模型』を囲むように展示された増上寺にまつわる貴重な展示物。

徳川家康公像』の絵画も。

また大変興味深かったのが、浮世絵だ。歌川広重等、江戸の当時の増上寺に関する風景が描かれている。

さらには浮世絵と現在の写真を合わせて、時代の移り変わりを照らし合わせた面白さもあった。

また片側壁の一面に展示されていた『五百羅漢図』には圧倒される。狩野一信が描いた172×85cmの全100幅の壮大な作品の一部「第七十一幅~八十幅」がダイナミックに飛び込んでくる。

1854~1863年に描かれた狩野一信の仏画はその魂を込めて描かれた精神力を考えただけでも想像を絶するものだ。

大変有難い「三解脱門」のことをよく知らぬまま訪れた増上寺。結局11年ぶりに内部公開された「三解脱門」を拝観しなかったのは勿体ない。

次回訪れた時には落ち着きながらゆっくりと見て回りたいものだ。

黒本尊で御朱印と御守りを購入。

「三解脱門」とは、むさぼり【貪欲】、いかり【瞋恚(しんに)】、おろかさ【愚痴】の三つの毒から離れ極楽浄土に入る心をつくるための門とされている。「欲を捨てる」「怒らない」「愚痴らない」日常生活において意識して生きてみると、この三つの毒から離れることが非常に難しい。

いつの日か三解脱の境地に辿り着けることが出来るのだろうか。

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