西麻布の「9s Gallery by TRiCERA」で開催されている『あおいけい個展 – 覗く -』に23日に足を運んだ。
以前、SNSであおいけいさんの作品に興味を抱き画集を購入。この度、あおいけいさんの個展が開催されたので生で作品を堪能しようと。
西麻布にある「9s Gallery by TRiCERA」は、非常に趣のある外観をしていて思わず写真を撮りたくなる。
「さすが西麻布」と息を呑み、足を踏み入れる前からワクワクさせてくれる。
あおいけいさんの個展の案内看板を発見。
いざ!
エレベーターで個展会場の3階に。
沢山の方が鑑賞していて、この日はあおいけいさんも在廊されていた。
画集やSNSで拝見した作品も、やはり実際に目の前で見ると更に作品の空気感が伝わってくる。
こちらをじっと見つめながら、もうひとつの手で「覗く」。まるで人の心を覗き込むかのように。
力強く静かに。一瞬のまばたきさえも見逃さない。心の動揺はすぐに分かってしまうものだ。
繊細さと大胆さを併せ持ち、女性が持つ優しい空気に包まれながらも圧倒的なパワーを放っている。
息子さんを包み込む母性と優しい眼差しが筆に乗り、清らかな透明を描く。
それは写真では表現出来ない、作家が一筆に込めた想い。
純粋な瞳に吸い込まれそうになる程に、透き通っている。その瞳を逸らしてはいけないと大人は気付かされる。
自分の中の純粋さが濁らぬように、描かれた作品と正々堂々と対峙するのだ。
認識がなければ同じ作家が描いたものと分からなくなりそうな『月夜TSUKIYO~There’s something real every fabrication~』。
そして『暁光GYOKO~The light of dawn~』。
好き過ぎる!カッコイイ!!
配色や構図、明と暗、全てが最高だ。
しとやかに咲いた色鮮やかな優しい花々が気持ちいい香を連れて来る。
あおいけいさん自身を描かれたその姿は妖精のように、またじっと瞳が合う。
個展のタイトル「覗く」のように、鑑賞者と作品が互いに「覗く」。濁った心は簡単に見透かれてしまう。決して嘘のない「覗く」は、アートを通して心が繋がり合うことに他ならない。
人も多く、あおいけいさんは忙しそうで話は出来なかったが、ポストカードを購入。
3枚セットで飾れるフレームを購入して、カッコ良く飾りたい。
身体と心が浄化されていくようなチカラがあおいけいさんのアートにはある。
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