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映画『降霊〜KOUREI〜』ネタバレ・あらすじ・感想。

霊が見える人たちが「幽霊の表現がリアル」だと言うのが黒沢清監督の『降霊〜KOUREI〜』らしいので、観てみることに。

『降霊〜KOUREI〜』
リアルな幽霊描写と巧みな演出術。
私利私欲に動いた夫婦の悲惨な末路。
監督:黒沢清
出演:役所広司 , 風吹ジュン , 草彅剛 , 哀川翔

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解説

 
霊能力を持つ主婦とその夫が少女誘拐事件に便乗しようとして破滅へ向かったホラー。

 
『回路』の黒沢清が監督。

原作はマーク・マクシェーンの『雨の午後の降霊術』。

雨の午後の降霊術
マーク マクシェーン (著), Mark McShane (原著), 北沢 和彦 (翻訳)

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大石哲也と黒沢監督が共同で脚色。

『死者の学園祭』の柴主高秀が撮影を担当。

役所広司と風吹ジュンが主演。

本作は99年9月28日にTV作品で放映されたものを劇場公開した作品。

1999年製作/97分/日本
配給:スローラーナー

 

あらすじ

 
効果音技師である佐藤のバッグの中に、誘拐され行方不明の少女が何故か潜んでいた。

霊感の強い妻の純子は自身の能力を誇示するために、この不可解な一件を利用することになり、恐ろしい事態を引き起こしてしまう。

 

感想

 
幽霊が見える人たちが「幽霊の表現がリアルだ」という本作。どうやら黒沢清監督は「幽霊の見える人たちに取材」をして映画を撮ったらしい。

本作の幽霊が何故リアルなのかは、幽霊を見たことがない人にとっては映画を観てみても何がリアルなのかがワカラナイ。

僕調べでは主に「色がくすんでいる」「歩く際に肩の位置が水平のまま移動する」との点だ。

幽霊の姿は灰がかかっているように色彩がくすんで見えるらしく、本作で描かれた幽霊はまさしく色彩がくすんでいた。また歩く際に肩の位置が上下に動くことなく水平のまま移動している。

霊感があり幽霊が頻繁に見える人たちをも唸らせた黒沢清監督の表現は、幽霊を見たことのない人たちにとって凄く有難い貴重な映像である。

本作では無理矢理に幽霊を暴れさせて怖がらせるような演出はせずに、突っ立っているだけで怖い黒沢清監督ならではの不穏な空気感が満載で、その巧みな演出術にも惚れ惚れしてしまう。

自分の霊能力を世間に知らしめようと欲をかいた主婦が、結果的に助かる命だったはずの少女を死に追いやってしまった。少女の生命よりも私利私欲に走った夫婦の悲惨な末路はもどかしい。

決して悪人ではなかった夫婦が選択を誤ったことで一番望まない最悪な事態に陥ったのは、因果応報とでも言うのか良い教訓になった。

本作を観て幽霊を見た気持ちになった、といったところで「カット、カット」。

 

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