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美しすぎる小松美羽の画集、キター!!

っと手に入れた、小松美羽の初画集!!

先月銀座で展覧会やっていてサイン会も開催していたので行こうとたんだけど、結局行かなかった。

小松美羽画集-20代の軌跡- 2004-2014


小松美羽を知ったのは『情熱大陸』。

美しすぎる銅版画家として話題になったんだけど、本人はその「美しすぎる」なんてことじゃなくて作品を純粋に評価されたかった。

でもどんな話題であれ話題になることで作品が多くの人たちの目に触れる機会になるのだから、それはそれでいいと僕は思う。確かに美人だからフューチャーされるってのはあると思うけど。

美人がもののけとか奇妙な作品ばかりを制作するので、そのギャップで話題にもなるだろう。小松美羽の見た目だとメルヘンチックなものを描きそうだから。それにブチャイクがこの作品を制作していたら、ここまで有名にはなっていないと思う。

僕は作者の見た目って、すごく大事だと思っている。

漫画家みたいに作者の顔があんまり見えない場合もあるけど、手塚治虫はやっぱり手塚治虫という見た目に手塚マンガの説得力があった。

楳図かずお、然り。

画家だったらピカソ岡本太郎なんてまさに「あんた達がオモロイわ!」って思ってしまうのだ。作品もスゴイけど岡本太郎っていう人物に迫力があるのだ。

写真家のアラーキー篠山紀信だって、「あんた達が被写体になったらオモロイやろ!」って思う。

モノづくりの人たちって、その作者である人物像も面白いというか、非常に魅力的な画(え)になるのだ。

映画監督であれば、黒澤明もそうである。

小松美羽自身には、やはりその華がある。人を惹きつける魅力が。

それにちょっと天才的な資質がある。岡本太郎やチームラボの猪子さんみたいな、なんか本人はいたってフツーなんだけど、周りから見ればちょっと浮いてるような。「あ、天才や、この人」みたいな。

それで、この画集がかなり良かった。画集として手に取った時のボリューム感というか質感というか。もちろん小松美羽の作品群も見ごたえがあった。

もののけを描いてるんだけどすごく神秘的で、恐ろしいんだけどなんか優しい。

今回のは20代の頃の作品を集めたものなんだけど、これからまたどういった感じに進化していくのか今後の動向がすごく楽しみになる存在の画家である。今後もっともっと活躍していくんだろうなぁと思う。

 

オススメの画集です。

小松美羽 -20代の軌跡- 2004-2014

小松 美羽 (著)

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