出るわ、出るわ、良作映画。
自分好みの映画を選んで観てるので、当然のことか。
だが途中で観るのをやめる映画だってある。
開始数分で観るのをやめたり。
そもそも観ようとも思わない映画だってあるし、全く興味が湧かない映画だってある。
これからはつまらない映画でも出来る限り最後まで観ようと思う。
何がつまらなかったのか分析をするのも勉強であるし、つまらない映画でもどこかにイイところがあるかもしれない。
今回はとりあえず気になっていた映画を選んで観た。
『黄金を抱いて翔べ』 暴力と犯罪シーンの描写が上手い。 井筒監督が黄金のように輝くぜ。 監督:井筒和幸 出演:妻夫木聡, 浅野忠信, 桐谷健太, 溝端淳平 |
井筒監督作品の『ヒーローショー』を観たことあるが、暴力や犯罪シーンの描写が上手い。
脇役であるヤクザ関係のキャスティングがリアリティーがあってイイ。
メインどころはイケメンが多過ぎる。
こんなにイケメンなのに人生を暗い顔で生きてるのは疑問である。
犯罪をする動機になるものがよくわからなかった。
犯罪の手口はリアルに描いていて、作品の説得力があった。
気になったのは関西弁。
井筒監督は関西弁なのに、本作の関西弁には違和感があった。
関東の人が無理矢理に関西弁を演じてる時のような、変なセリフの言い回しであった。
井筒監督の関西弁の感覚と、僕の関西弁の感覚にズレがあるのか。
この手の犯罪映画はどんどん観たい。
『GANTZ:O』 CGアニメーションがスゴい。 GANTZの世界観にピッタリだぜ。 監督:川村泰 出演:小野大輔, M・A・O, 早見沙織, 池田秀一 |
映像だけで驚く。
どこまで進化するのだろうか。
観る者を飽きさせないバトルシーンを繰り広げていく。
敵キャラもどんどん登場して、敵が強いからヤバさが伝わってくる。
CGアニメのスゴさにばかり目がいくのは、良くもあり悪くもある。
ストーリー云々よりもCGが気になってしまうからだ。
しかしガンツの世界観には合っている。
美形なキャラ達もCGアニメに合っていて、カッコイイ。
『葛城事件』 三浦友和の好感度は下がるどころか、 この作品で爆上がりたぜ。 監督:赤堀雅秋 出演:三浦友和, 南果歩, 新井浩文, 若葉竜也 |
三浦友和は本作で「好感度が下がる」 と言っていたが、本作を観て個人的には三浦友和の好感度が上がりまくりである。
イイ人を演じるのは胡散臭く感じるが、思いきり悪い奴を演じてくれた三浦友和は、スゴイなぁと思ったし、見事にハマッてた。
ガタイも大きいし、なかなかウザいオッサンを演じきっていた。
南果歩もイイ。おかしくなっちゃった時の感じ。
次男が無差別殺人をするのだが、甘ったれすぎ。
イヤなら家を出て一人で暮らせって。親のスネをかじりながら何を甘えてんのか。
物語を進めるためには、事件を起こさなきゃいけないのだが。
不謹慎だが映画としては好きな映画である。
実際の無差別殺人事件のニュースは本当に腹立たしく嫌悪感いっぱいだが、本作は良かった。
一点だけ、田中麗奈の役どころは全然意味がわからなかった。
犯罪者の次男と獄中結婚する役どころで「何、この女?」と、最初から最後まで全然理解出来ない。
学級委員長っぽい真人間のフリをして、間違った正義感を振りかざすタイプの一番嫌いな女。
『パーマネント野ばら』 好きではない映画だと思っていたが、 終わってからジワジワくる映画だぜ。 監督:吉田大八 出演:菅野美穂,小池栄子, 池脇千鶴,江口洋介 |
『桐島、部活~』の吉田大八監督作品。
関西弁か?と思っていたら、高知なのか??わざとらしい関西弁だなぁと思っていたが、違ったみたい。
オバハン達の演技がとてもイイが、品があるのが残念。ホンマモンのオバハンは、もっと品がなく厚かましい。
オバハンのシーンはゲンナリするが、菅野美穂が全て拭いさってくれる。
菅野美穂がいなかったら、観るに耐えられない。
日本映画のコメディのノリが好きではない。
『桐島~』は好きだが。
吉田大八監督はスゴイ監督だが、あんまり好きではない作品だなぁと思いながら観ていたら、ラストで好きになった。
本作を観終わった頃には、ジワジワと映画の感触が脳裏をざわめいていた。
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