猛暑でヘバりそうな中、時間の合間に観た。
今年の異常な暑さは家の中でエアコン付けてハイボールなんかを飲みながら、何もしないで過ごすというのが快適な過ごし方であり、それではどうも良くない。
もっとアグレッシブに動きたいが熱中症でバッタバッタと人が倒れているニュースを見ると、外出する気にもなれない。
時間の合間に映画を観たのでレビューを。
『悪女 AKUJO』 カメラアングル等、色々凝っていた。 予告編の面白さは超えなかった。 監督:チョン・ビョンギル 出演:キム・オクビン, シン・ハギュン |
予告編が面白そうだったので、公開前から「観たいなぁ」と思っていた。
「アクション盛りだくさん、ドキドキハラハラして痛快!」と期待していたが、映画のトーンが暗く、悪い意味で裏切られた感。
アクションシーンは色々凝っていて、カメラの長回しや変わったアングルでの撮影等、観ていて面白い部分もあったが興奮はしない。
韓国映画の美形な人たちの顔が皆一緒なので、複雑なストーリーには向いていない。
人物の判別に困って、ストーリーどころではないのだ。
『デ・パルマ』 デ・パルマ作品の エピソードを知れる面白さ。 監督:ノア・バームバック 出演:ブライアン・デ・パルマ |
デ・パルマ監督自身が作品当時のエピソードを語ってくれるので、興味ある人たちにとっては、聞き入ってしまう面白い内容である。
作品の背景には色んな出来事があるのだと、作り手の心情が知れる。
『ブラックパンサー』 凄いとは思うが、 物語の展開に意外性はない。 監督:ライアン・クーグラー 出演:チャドウィック・ボーズマン,マイケル・B・ジョーダン, ルピタ・ニョンゴ |
アクションシーンやCGはスゴいと思うが、物語には意外性はない。
主人公や悪役など各々の葛藤があり、人間描写は良かった。
『ファントム・オブ・パラダイス』 魅力的な画作り。 アホらしさが素晴らしい。 監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:ポール・ウィリアムズ,ウィリアム・フィンレイ,ジェシカ・ハーパー |
『オペラ座の怪人』をロック・ミュージカル仕立てにした作品で、物語の奇妙さを終始感じさせつつも、アホらしさを盛り込んだ演出は感性に刺激を与えてくれる。
主人公の悲劇はダークに描けば悲しみと恐怖を感じさせるが、何故かコメディータッチで描くので、不幸になればなるほど笑えてしまう。
魅力的な画作りは奇妙な世界観を漂わせつつ、映画へと没入させてくれる。
また観たくなる作品。DVDは買った。
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