大ヒット映画『96時間』の続編。
またもやバカ強い父親ブライアンの勇姿が観ることが出来た。
『96時間/リベンジ』 元妻もブライアン自身も拉致られて・・・。 娘のキムが大暴れ。親子で大暴れだ! 監督:オリビエ・メガトン 出演:リーアム・ニーソン,マギー・グレイス,ファムケ・ヤンセン Amazon Amazon Prime Video |
最強の父親としての称号を得ているリーアム・ニーソン演じるブライアン・ミルズが帰ってきたゾ!
と、興奮するなかれ。もう既に、『96時間』『96時間/リベンジ』『96時間/レクイエム』とシリーズ3作品もの映画が公開されていて、本作『96時間/リベンジ』は、シリーズ2作品目だ。更なる続編はもうとっくに公開されてDVDもリリースされている。
時系列を追うと、
映画『96時間』 (日本公開:2009年)、
映画『96時間/リベンジ』 (日本公開:2013年)、
映画『96時間/レクイエム』 (日本公開:2015年)、
海外ドラマ『96時間/ザ・シリーズ』 (2017年)、
人気シリーズで続々と制作されているのだ。
今回紹介するのは、『96時間/リベンジ』。リーアム・ニーソン主演、リュック・ベッソン製作・脚本で全米ヒットを記録したアクションサスペンス『96時間』の続編であ~る。
前作と同様にリュック・ベッソンが制作と脚本を手掛けているが、前作から監督が『コロンビアーナ』などを手掛けたオリビエ・メガトンに変わった。
2012年製作/92分/G/フランス
原題:Taken 2
配給:20世紀フォックス映画
元CIA工作員ブライアンの娘のキムは人身売買組織に拉致されてしまったことで心に深い傷を負っていたが、徐々に回復して元の生活に戻っていく。
イスタンブールで就いていた警護の仕事を終えて、元妻レノーアと娘のキムを同地に呼び寄せた。バカンスを一緒に過ごして、家族の絆を取り戻そうとするブライアンだったが、かつてキムを誘拐して彼に息子や部下たちを殺された犯罪組織のボスによる復讐計画が動き出していた。
ブライアンはレノーアに逃げるように指示をするが、レノーアは人質に取られてしまい、ブライアンも抵抗することが出来ずに拘束されてしまう。
そして、リーダー格の男が言う。これは「復讐」だと。
実はこのリーダー格の男は、前作でブライアンが殺したマルコの息子だ。
ブライアンとレノーアは組織に捕らわれて、辛くも難を逃れたキムはイスタンブールの街をさまよい続ける。そしてブライアンは、元妻と娘の命を守ろうとするが・・・。
皆、思っていることだから言う必要もないんだけど、「96時間関係ないやん!」と敢えて言わせて頂いた。第一作目は「96時間以内の救出」だったから邦題は『96時間』で正しいのだが、まさか続編を作られちゃったから、どうすることもできない。『96時間2』じゃ、あまりにも混乱しちゃうから「リベンジ」って付け加えた感じ。
ちなみに原題は『Taken2』で、「取られる」っていう意味だから「拉致」とか「誘拐」ってことなのかな。
さてさて前作の大ヒットを受けて作られた続編。僕も前作を観ていたので、続編を観よう観ようと以前から気になっていた。
『96時間』シリーズ以外の強いリーアム・ニーソンのアクション映画は結構観てたんだけど。
結論から言うと、やっぱり面白かったですよ。
今回は娘は無事なんだけど元妻がさらわれて、「リーアム・ニーソンもさらわれるんかい!」という、これで一家全員拉致されたなぁって感じな物語。
だけども今回は娘のキムが大いに活躍するのだ。
大いに活躍するキムだが、リーアム・ニーソン演じる父ブライアンの指示で、街の中に手榴弾を投げ込む。ちゃんと安全確認して人のいないところに投げているんだが、車の下に手榴弾が転がって車ごと大爆発したり、手榴弾によって水の貯蔵タンクが爆発して街の中へ大放流しちゃったり、二次災害がスゴイ。挙句の果てには盗んだタクシーを運転して、街をぶっ壊しながらカーチェイスをする。
この親子ヤバイ!ブライアンがブライアンなら、娘のキムも異常者だぜ!!
ブライアンが異常に強くて家族を守るためなら、その他の人たちの命や生活なんて知ったこっちゃないぜ!と暴走するのはイイんだけど、むしろそれがこの映画の魅力で面白いんだけど、それにしても敵連中がノロノロとどん臭過ぎやしないか。
ブライアンを殺すのが彼らの目的のはずなのに、いざ捕まえたら「じわじわ殺すんだ」と全然殺す気がない。
殺す気がないんだなぁと思っていたら、それ以外のシーンではマシンガン大乱射。殺せるチャンスがある時は殺さないで、殺さない状況になっちゃうと途端に殺す気満々で銃を乱射する。
しかもせっかく拉致した大事な獲物を、キッチリと監視することもなく放置しちゃうから案の定逃げられちゃうの。
「お前らコントするのもいい加減にせえや!!」とツッコミを入れながらも、「ブライアンもっとやれ~!!」と映画を楽しんじゃっている自分がいるから困っちゃう。
ツッコミどころは多いが、長尺にせずに92分という尺の中で精一杯楽しませようと娯楽映画を作っている姿勢に感服したところで、「カット、カット」。
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