第92回アカデミー賞授賞式が、本日2020年2月9日(日本時間10日)開催。
韓国映画『パラサイト 半地下の家族』最多4冠達成!
『パラサイト 半地下の家族』
ホアキン・フェニックス『ジョーカー』
レニー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』
ブラッド・ピット
ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』
ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』
『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ、 ハン・ジヌォン
脚色賞
『ジョジョ・ラビット』タイカ・ワイティティ
撮影賞
『1917 命をかけた伝令』ロジャー・ディーキンス
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
音響編集賞
『フォードvsフェラーリ』
録音賞
『1917 命をかけた伝令』
編集賞
『フォードvsフェラーリ』
視覚効果賞
『1917 命をかけた伝令』
作曲賞
『ジョーカー』
歌曲賞
「(I’m Gonna) Love Me Again」『ロケットマン』
衣装デザイン賞
『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』ジャクリーン・デュラン
メイキャップ&ヘアスタイリング賞
『スキャンダル』
『パラサイト 半地下の家族』(韓国)
『The Neighbors’ Window』
『アメリカン・ファクトリー』
『Learning to Skateboard in a Warzone (If You’re a Girl)』
『トイ・ストーリー4』
『Hair Love』
今回のアカデミー賞は例年にない作品が数多くノミネートされた。
韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』は、国際長編映画賞ならともかく、多数の賞にノミネートされた。
『ジョーカー』も異例だった。アメコミのキャラクターがアカデミー賞にノミネートされるなんてことは過去にはなかったわけだから。
動画配信サービスNetflixのオリジナル作品も『アイリッシュマン』や『マリッジ・ストーリー』『2人のローマ教皇』等の8作品がノミネートされる。
カンヌで最高賞であるパルムドール賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』が作品賞・監督賞・脚本賞・長編国際映画賞の4冠を獲得というのは、ちょっと考えられないぐらい凄い。
外国映画がアメリカのアカデミー賞で作品賞を受賞するなんて初めてのこと。
『パラサイト 半地下の家族』は、まだ観てないので何とも言えませんが、主演男優賞はやっぱり『ジョーカー』のホアキン・フェニックスだった。
僕も『ジョーカー』は公開当時観に行った。
助演男優賞は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でブラッド・ピットが受賞。僕は個人的にこの作品でのブラピが超好きなのだ。キャラクターが魅力的でカッコイイ。
それにしてもブラピが初受賞であったのは知らなかった。
日本出身のカズ・ヒロさんが二度目となるメイキャップ&ヘアスタイリング賞を受賞。
カズ・ヒロさんは昨年3月に日本国籍を放棄して米国籍を取得。「日本の文化が嫌になった。日本では夢を叶えるのは難しい」と言っている。
映画に限ったことだけではないが、優れた才能を正当に評価できない日本の古い体質に問題があるんだろう。
だから突出した才能ある人は皆、活躍の場を海外に移す。これって日本はもっと恥ずかしいことだと認識しなきゃいけない。
『アナと雪の女王2』のメイン楽曲「イントゥ・ジ・アンノウン」を世界9か国のエルサ声優と共に披露した際に、松たか子の歌唱にSNS上や海外の人たちからも感動と絶賛の声が上がっているのだとか。
今回は『パラサイト 半地下の家族』が韓国映画でありながら米アカデミー賞を席捲するという、「良いものは良い」という国境や人種を越えた、ひとつの時代の幕開けのような年だという気がします。
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