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芸能人がYouTubeに続々と参入の理由(わけ)。

レビで活躍していた芸能人が続々とYouTube市場に流れ込んでいる。

一度この流れが出来てしまうと、ダムが決壊した如くそう簡単に勢いは止まらない。

YouTube参入の芸能人たち

 

草彅剛

2017年に草彅さんはジャニーズ事務所を退所後、「新しい地図」のメンバーとして活動をする中で『ユーチューバー 草彅チャンネル』を開設。

ジャニーズ事務所時代は事務所の方針やしがらみでSNS等のネット関連への露出を全く出来なかったが、事務所退所後にはSNS活動を前向きに取り組んでいる。

ユーチューバー 草彅」と銘打ってチャンネルを開設しているところが、潔くてとてもイイ。

テレビでの活動は視聴者の生の声というのは聴こえづらいが、YouTubeという媒体では視聴者やファンの生の声がコメント欄を通して聴こえるし、ジャニーズのアイドルという「どこか遠い存在」から、少し親近感のある存在へと変わりネットでの露出の機会が増えたことは喜ばしいことである。

香取慎吾さんも2020年に入りYouTube活動を開始

 

本田翼

動画アップの更新度がめちゃくちゃ少ないのにも関わらず、異常な再生回数チャンネル登録者数を誇る本田翼さん。

ほんだのばいく』という、ゆるい感じでゲーム実況をしたり、YouTubeに関するモチベーションも不明。動画更新度を増やしたり「頑張らなければいけない」ルールを課すと、楽しくなくなってしまうので、気まぐれで動画をアップするスタイルで活動していると思われると推測する。

理由はどうであれ少ない更新度であっても、素に近い本田翼を見られるというのは視聴者にとっても楽しみなことである。

 

カジサック

カジサックとは、お笑いコンビキングコング梶原雄太さんのYouTuber名である。『カジサック KAJISAC』というチャンネルを開設。

YouTubeの芸能人参入ブームを巻き起こした火付け役になったのがカジサックさんであると思われる。

2018年10月に「来年の年末までに100万人登録達成出来なければ芸人を引退します!」と、初のYouTube投稿で決意表明。当初は視聴者の目も好意的なものではなくて、悪い評価がいいね評価を圧倒的に上回り、「100万人登録なんて無理」だと世間の声も大きかった。

しかしキンコン梶原とキャラを別物にしたカジサックという明るくて楽しいキャラを作り上げた戦略が功を奏して好感度が爆上げ、みるみるとチャンネル登録者数が急上昇。また笑い芸人を中心にゲストとして迎えて本音で語り合うトークも大好評。自身の家族もYouTubeに登場させることで、家族とのコミュニケーションの面白さも相まって主婦などのファン層の拡大。ヤスタケさんやトンボさんといったカメラマンスタッフの登場、その他チームカジサックのメンバーも出演することで仲間一人一人にスポットライトを当てるカジサックさんの心遣いが更なるチャンネル登録者数の増加へと繋がっている。

また当時、謹慎明けで仕事の少なかったお笑い芸人であるインパルスの堤下敦さんをチャンネルに呼んで、先輩である堤下さんをイジることによって本来の堤下さんの武器である「ツッコミ芸」を引き出すことで、視聴者に堤下さんの面白さを定着させた。堤下さんを準レギュラーとして迎えて、堤下さんの復活に一役買った功労者である。

2019年7月11日、YouTube開始から9か月で目標であった100万人登録者数を達成。公約に掲げていた芸人引退を回避した。

カジサックさんの成功事例は大きな話題となり、その過程では炎上騒動等もあったが話題になればなるほど、アンチが増えれば増えるほどに、味方になる人やファンも増えていった。

「YouTubeに芸人を登場させることで芸人の面白さを伝えたい」「テレビとYouTubeの架け橋を作りたい」「テレビを盛り上げたい」等の夢を抱き、非難や批判、誹謗中傷に負けることなく、100万人到達までの毎日更新YouTuberになることの覚悟が成功の鍵であったと思われる。

元々、梶原さんのトーク力は高くて面白いはずだったが、テレビの座組の中では活躍の場が制限されていた。しかしYouTubeでは水を得た魚のように本来の面白さを発揮した。

ファンも好感度も収入も爆上げ、仕事のオファーも殺到。その姿は視聴者だけではなくて、他の芸能人にも刺激を与えたと思われ「自分もやってみよう」と芸能人の参入障壁の壁を取っ払ったのがカジサックさんであろう。

堤下敦さんもYouTubeチャンネルを開設。
得意の料理を披露している。

キングコングのチャンネル『毎週キングコング』も相方である西野さんとのトークを週に一度配信。

西野亮廣さんのYouTubeチャンネルでは主にビジネス系をテーマに発信。
動画ではなくて音声だけを楽しむコンテンツである。

 

中田敦彦

お笑いコンビであるオリエンタルラジオの中田敦彦さんは教育系YouTuberとして『中田敦彦のYouTube大学』で活躍。

テレビで好評を博した『しくじり先生』での授業や『都市伝説』の解説等、異常なまでのトークスキルとプレゼン能力の高さを武器に遺憾なくYouTubeで発揮。

テレビを観ない若年層は中田さんの存在を知らず、「めちゃくちゃトークの達者なヤツがYouTubeに現れた!」と驚くほど。それもそのはず芸人はトークのプロ、その中でも一人語りのレベルの高さにおいては中田敦彦さんは別格。YouTubeで教育をエンタメ化して授業をすることで、学ぶことの楽しさを視聴者に伝えている。

脅威のスピード感で100万人登録者数を突破。以後、権威であるチャンネル登録者数を敢えて非表示に。

チャンネル登録者数」や「収入の話」ばかりが話題になることに対しての違和感。もっとコンテンツを重視した話になるべきだが、周囲は「いくら稼いでいるの?」ばかり。中田さんはクレバーな人なので、権威を隠すことによって周囲に振り回されない自身の戦い方や自身の大事なものを貫いている。

僕が毎回観ているのは中田さんのサブチャンネル。
好きなことをただ話す雑談トークが面白い。

オリエンタルラジオのチャンネル

 

ローラ

Rola Official』。

詳細は知らないが所属事務所とのトラブル云々の話があったローラだが、YouTubeでは明るく自分の好きなことを発信している。ローラの明るくて自由奔放な振舞いを観れるのは、ただただ微笑ましい。

 

ヒロシ

ヒロシさんが『ヒロシちゃんねる』内で、自分の趣味であるキャンプに特化した動画をアップし続けた結果、人気YouTubeチャンネルになったという、まさしくYouTubeでの見本となる成功例である。

テレビでは作られないであろう企画を、「自分の好きなものを見せる」というスタイルを一貫させて継続することが、視聴者の信頼を得て、自分の好きなことをしている芸能人に輝きを感じられる。キャンプという趣味を通してアウトドア好きの方々を取り込んでいくことが出来たのは素晴らしい。

キャンプの楽しさが伝わって、未経験者だった視聴者がアウトドアを始めたキッカケにもなっていると思われる。

 

ヒロミ

ヒロシさんではなくてヒロミさんのYouTubeチャンネル『Hiromi factory チャンネル』だが、こちらも自分の趣味に特化したチャンネルで、ただただ自分の好きなことを発信していることで好評を博している。

テレビ番組では大衆に向けたコンテンツを作るという視聴率に左右される業界である以上、個人の趣味に特化した番組を制作するのは難しい。

だがYouTubeであれば視聴率や番組スポンサーを気にすることなく、自分の好きな趣味を気ままに動画制作することが出来る。

そういった理由も芸能人がYouTubeに流れ込んでくる大きな要因のひとつである。

 

川口春奈

女優の川口春奈さんの『川口春奈オフィシャル はーちゃんねる』。

わずか数本の動画をアップするだけでチャンネル登録者数が激増

女優さんのプライベートが観れるという、それだけのことがコンテンツになるという考えられない事態である。

女優さんが実家に行く。買い物をする。食事をする。部屋で話す。そんなプライベートがコンテンツになって視聴者にウケるのであれば、製作費をかけてクオリティーの高いものを提供しているテレビ制作サイドは正直やるせない気持ちであろう。

これからの時代、綺麗な女優さんは写真集とか出すよりも、YouTubeチャンネルを開設した方が反響も大きいはずである。

 

宮迫博之

お笑いコンビ雨上がり決死隊である宮迫さんの『宮迫ですッ!【宮迫博之】』チャンネル。

闇営業問題でテレビの活動が謹慎中でのYouTubeチャンネルの開設。批判殺到の中、チャンネル登録者数は爆伸び。応援してくれる人の数も多いと推測される。

個人的には闇営業問題で、これほどまでに長い謹慎を余儀なくされるのが疑問である。確かに発覚後の宮迫さんのウソはよくなかった。あれが自らを窮地に追い込み、多くの方々の信頼を失ったキッカケであるからだ。

しかしここまで謹慎をする必要があるだろうか。謝罪も反省も大きな罰も受けた。ここまで来ると「がんじがらめの世間」「スポンサーのイメージ」「ネット上での批判」を気にせざるを得ないテレビ業界の衰退が見える。

活動の場をYouTubeに移すことによって、益々YouTube市場は熱くなり、テレビ業界はしがらみの中で縛られて潰される。

宮迫さんのYouTubeでの復帰を批判する人もいるが、こうなってくると「ただのイジメ」である。

「順序としてテレビが先だろ」と無責任なことを言う人もいるが、では「あなたが宮迫さんへの支援をしてあげれるのか?」宮迫さんの人生に何の責任も取れないヤツが何故、宮迫さんの人生のハンドルを勝手に握り舵取りしようとするのか?

宮迫さんの人生は宮迫さんが舵取りをして自分で責任を背負う。YouTubeが失敗したら、それも宮迫さん自身の責任なのだ。第三者が反対したところで、第三者は宮迫さんの人生に責任を背負うことはない。失敗したら「それ、見たことか」と笑い、成功したら「なんだかんだ言うて信じてたよ」と手のひら返しの二枚舌、高見の見物でアホ面ぶっこいてモノを言う。

何かに挑戦しようとする時は身近な人ほど反対する。それは自分の知っている宮迫さんであって欲しいから。ただそれだけ。宮迫さんには家庭もあり、謹慎中だからといって何もしないわけにはいかない。毎日を待っているだけでは精神衛生上も良くない。

それならばYouTubeで活動をすることで、元気な宮迫さんをもう一度受け入れてもらえるように努力するしかないのだ。

個人的にはYouTubeで活動を始めたことは宮迫さんにとって大きなプラスであると思うのだ。時代が変われば活動する拠点も変わる。古い体質にしがみついていれば、そこに待っているのは衰退の末路。謹慎がキッカケで始めたYouTubeは、「災い転じて福となす」にしか見えないのである。

 

江頭2:50

YouTube初めて、あっという間に100万人登録者数突破の『エガちゃんねる EGA-CHANNEL』。

意外なまでの脅威の大人気っぷり。やはりテレビと世間では、もう大きなズレが生じているのかもしれない。

テレビ番組では江頭さんがメインを張って番組制作されることはない。ワンコーナーのゲストとして飛び入り参加して、スタジオ内で暴れ倒して帰っていくという芸人の中の芸人である仕事をしているのだが、江頭さんがメインでチャンネルを開設したら、多くの視聴者が江頭さんを楽しんで笑っているのである。

元々無茶をするのが江頭さんの芸風なので、今のテレビ番組ではその無茶さが制限されてしまう。制限された中での、当たり障りのないスポンサーの顔色をうかがったテレビ制作に視聴者側も飽きていたところ、YouTubeで無茶をする自由な江頭さんが現れた。

自分の居場所ここにあり」というスタンスで繰り広げれる江頭劇場に視聴者は魅了される。皆、こういう刺激物が欲しかったのだ。

江頭さんの暴れっぷりには既存のYouTuberでは敵わない。筋金入りの芸人なのだ。草野球チームにゴリゴリのメジャーリーガーが乱入してきたレベル年収もあっと言う間に億越えだろう。

 

まとめ


ジャニーズ所属のアイドル嵐が、YouTubeチャンネルを開設したのも画期的で大きな話題を呼んだ。時代の大きな変化である。

ほんのちょっと前まではタブーとされていたことが一瞬で解禁になり、世間の常識や価値観なんてものはすぐに変わり信用出来ないものである。

でもそこに順応していくことが大事であり、その対応の早さは「信用出来ない常識や価値観」だからこそ変化することが出来る。

歌手活動をしている米津玄師さんのYouTubeチャンネル登録者数は500万人に迫る勢い。自身のMV『Lemon』の再生回数は現在5億回越え

岡崎体育さんも動画がバズったり、YouTubeでのMVは常に注目されている。

CDが売れない時代、ミュージシャンの収益の場をYouTubeで得るというのは必然になってくる。

YouTubeで気軽に無料で視聴してもらい、それがファンの獲得になりライヴに足を運んでもらえるかもしれない。グッズも買ってもらえるだろう。

Photo by Desi Mendoza on Unsplash

さて、続々と参入する芸能人。まだまだ紹介出来ないほど沢山参入している。

一時は「YouTubeなんて」という芸能人が大半であった。しかし時代は一夜で変わった。新しい時代の幕開けとは、たった一夜で変わるものだ。

テレビを観て育って、テレビを愛して、テレビの仕事に取り組むことも素晴らしい美学である。

だが「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」とは、イギリスの自然科学者ダーウィンの言葉である。

ビジネスの観点から見ても、伸び盛りの成長市場に手を出すのが鉄則である。伸び盛りの産業は能力の高くない経営者でも儲けることが出来るが、低迷していく衰退市場に手を出すことは能力の高い経営者でも稼ぐことは困難である。

Photo by Austin Distel on Unsplash

いずれYouTubeも発展から成熟期を迎えて衰退していくことになるかもしれないが、2020年現在の時点ではまだまだ爆速に伸び続けていっているのである。

今後の芸能人のYouTube参入にまた注目して動向を見ていきたい。

Photo by Rachit Tank on Unsplash

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