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映画『貞子』ネタバレ・あらすじ・感想。

直、期待していなかった『貞子』であったが、最近のふざけた「貞子シリーズ」の中では、かなり良作であった。

『貞子』
意外に良作であった。
本家・中田秀夫が監督。
監督 : 中田秀夫
主演 : 池田エライザ塚本高史, 清水尋也
 

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予告編

 

 

解説

 
Jホラーブームの火付け役である世界的大ヒット作『リング』シリーズに登場するホラーアイコン・貞子が巻き起こす恐怖を、シリーズ第1作などを手がけた中田秀夫が監督を務める。

鈴木光司の小説『タイド』を原作に、「撮ったら死ぬ」というSNS時代に現れた、新たな貞子の呪いを描き出す。

『タイド』「リング」シリーズ (角川ホラー文庫)

鈴木 光司  (著)

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池田エライザが茉優役で主演、塚本高史、清水尋也が共演。

2019年製作/99分/G/日本
配給:KADOKAWA

 

あらすじ

 
心理カウンセラーである茉優(池田エライザ)の勤務先に、警察に保護された少女が入院してくるが、少女は記憶を失い名前も言えない状態。

彼女のカウンセリングにあたる茉優だが、周囲で奇怪な現象が頻発して、同じ頃、茉優の弟で動画クリエイターの和真(清水尋也)は、アップロードした映像の再生回数が伸びないことに焦りを感じて、死者5人を出した火災の起きた団地に侵入して、心霊動画を撮ろうとする。

 

感想

 
驚いた。意外に良作であった。

とは言っても近年の「貞子」シリーズで映画を観るハードルは下がった状態のままで観た。レビュー等を観ると評価は低いようだが、個人的にはフツーに最後まで観れた。

近年、「貞子」を題材にした映画は正直酷かった。貞子というキャラクターが面白がられて、「恐怖」とはかけ離れて、やりたい放題の作品が乱発していた。貞子が蜘蛛になったり、本当にやりたい放題の酷い描写であった。

こういうのは「貞子」じゃない作品でやってくれと思うが、「貞子」というネームバリューで、ある程度の興行収入が期待されて制作されるのだ。

現に、僕も「貞子」が題材でなければ観ていなかっただろう。

また今回も、そんな酷い「貞子」を観るのかと思いながらも観てみたら、意外や意外「おっ、これはイイやん」と途中から思い始める。

それもそのはずであった。『リング』の中田秀夫が監督を務めていた。

時代は進み、あの「呪いのビデオ」から、スマホによる動画配信で心霊現象を観る時代になった。

現在のテクノロジーの進化を取り入れつつ、「貞子」の持つ恐怖を大事に描いている。

その恐怖は1998年『リング』の松嶋菜々子から、20年の時を経て、2019年の池田エライザまで語り継がれたのだ。

ドキュメント風に撮ろうとする心霊動画は大体わざとらし過ぎてツマラナイのだが、火事のあった心霊スポットの現場で動画撮影をしていた和真という青年の撮影模様も、リアルな感じで良かった。

 

やはり『貞子』シリーズは中田秀夫監督に今後も撮っていただきたいといったところで、「カット、カット」。

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