ジョン・ウー監督のハリウッドデビュー作を観た。
『ハード・ターゲット』 「本当に強い」オーラが伝わってくる! アクションを追求した娯楽作品! 監督:ジョン・ウー 出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム ランス・ヘンリクセン ヤンシー・バトラー |
ジョン・ウー監督×ジャン=クロード・ヴァン・ダムの、ハード・アクション。
“香港ノワール”を代表するジョン・ウー監督の記念すべきハリウッド進出第一作であり、“人間狩り”に興じる凶悪殺人集団に立ち向かう男の戦いを描いた。
バン・ダムが得意のマーシャル・アーツを駆使して熱演。
バイク・スタント、銃撃戦、ヘリ対馬のチェイスと、ノンストップ・アクション。
香港時代以上にスローモーションを多用した、ジョン・ウー監督ならではのアクション描写が見ものである。
1993年製作/100分/アメリカ
原題:HARD TARGET
ベトナムで心に傷を負って、ホームレスになった父の行方を探す女性弁護士。
彼女に協力するチャンスは、女性弁護士の父がニューオリンズの町で秘密裏に行なわれる殺人ゲームの犠牲となったことを知る。
独自の捜査を続ける彼が、いつのまにかその標的となっていた・・・。
素晴らしいですな。ジョン・ウー監督×ジャン=クロード・ヴァン・ダム。
この当時の強い人って「本当に強い人」感があって最高ですわ。
現在では『ジョン・ウィック』のキアヌみたいに、「作られた強さ」っていうのがあって、映画のクオリティーとしては最高に凄いんだけども、生身の人間が持つ強さって本物。
ジャン=クロード・ヴァン・ダムやスタローン、シュワちゃんって、この時代の映画では「本当に強い人」にしか見えない。生身の人間の持つポテンシャルが高すぎる。
ジャン=クロード・ヴァン・ダムの存在感も相当、凄い。多分、街ですれ違っただけで「この人ただ者ではない」って肌感覚でわかる。
先日、日本のアクション映画『スコア』を観たけども、『ハード・ターゲット』からも、かなり影響を受けている。主人公の名前が「チャンス」であることも共通点だし、飛んでくる矢の描写や、ライバルとの壁越しに背中合わせからの窓ガラス越しで2丁拳銃での銃撃戦、もう『ハード・ターゲット』まんまだった。
物語の設定では殺人ゲーム自体は、かなり無理があった。あんな街の中で「ターゲット」に向かって皆で殺しにかかるって、凄いリスクだ。警察に見つかって逮捕されてもおかしくない。
最後はジャン=クロード・ヴァン・ダムもこのゲームに参加するのかなぁと思っていたが、ジャン=クロード・ヴァン・ダムが相手をターゲットにして追い込みまくるという最高の展開になった。
爆破、爆破の連続で相手を追い込んでいくジャン=クロード・ヴァン・ダムは、果てしなくカッコイイのである、ってなところで「カット、カット」。
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