なかなかの難産であった。
誰が決めたわけでもなくて、週に一本映画を作るという自分のペースでやっているわけなのだが、直前まで何もアイデアがないこともある。
しかし週刊連載の漫画家の方に、そんな理由が通用するだろうか。
多くのクリエイターが締め切りに追われながらも、自分の作品を披露しているのである。
そりゃ、みっちり時間をかけて練りまくりたい時もあるだろう。こだわりまくりたい時もあるだろう。
今回アイデアが浮かばなかったが、撮影しならも手探りで撮影していたのである。
「これは、どえらい駄作になるぞ~」と思いながら、作品を撮っていたのも事実だ。
短編映画であるのをイイことに、物語も非常にシンプルだ。
シンプルであるからこそ、演出で個性を出すしかない。
人を殺しまくる映画でありながら、「楽しそうに人を殺す」という映画を撮りたかったのだ。
殺人そのものを楽しんでいて、「殺人こそがエンターテイメントだ!」と思っている。
いわゆる殺人鬼映画のように、急に襲いかかったりしない。
逃げ惑う人を追いかけまわして殺したりするタイプではない。
真正面から対峙して、殺人ゲームを楽しむのである。
殺人の凶器を選び、「どの凶器で人を殺そうかなぁ」とほくそ笑んでいるのだ。
怯える人を見て快楽を感じて、苦しむ人を見て歓喜する。そして、人の死で絶頂に達するのだ。
さぁ、どんどん殺そうではないか。
ミ・ナ・ゴ・ロ・シよ!
欲求は止まらないのである。とどまる事を知らないのだ。
次から次へと湧いて出てくる、人殺しの欲求。もう、止められない。どうにも止まらない。
「ウラララ・・・ウラララ・・・ウラウララ・・・、どーにも止まらない!」
殺人というものは誰しもがイケナイものだと認識している。
だが娯楽映画は何故か「殺人もの」が多いではないか。
深刻な顔をした殺人ものならまだしも、『ダイ・ハード』や『ジョン・ウィック』では、どれだけの人が死ぬのか?
そんな映画を観て僕たちは「面白かったぁ~!」!と笑っているのだ。
人が沢山死んでいるのに、どんな神経しているんだよ。
『KILLING EVERYBODY』は殺人をエンターテイメントにした映画です。
さぁ、殺人ゲームが始まるわよ~!!
イッツ、ショータイム!!
うひゃひゃひゃひゃひゃ。
それでは、『KILLING EVERYBODY』をご覧ください。
『KILLING EVERYBODY』
上映時間5分1秒 |
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