『ゴジラVSキングギドラ』を観た。
『ゴジラVSキングギドラ』 アホくさい設定と笑えるキャラ。 それもゴジラを楽しむ醍醐味か。 監督:大森 一樹 出演:中川 安奈 豊原 功補 小高 恵美 |
超ドラゴン怪獣キングギドラと対決するゴジラの死闘を描くシリーズ第18弾。
前作『ゴジラVSビオランテ』に続いて大森一樹が監督・脚本。
特技監督は同じく『ゴジラVSビオランテ』の川北紘一。
撮影は「リトル・シンドバッド 小さな冒険者たち」の関口芳則がそれぞれ担当。
1991年製作/102分/日本
配給:東宝
1992年、突然東京上空にUFOが飛来して、富士山麓に着地した。
UFOから姿を現したのは23世紀からやって来た3人の未来人。
彼らは、23世紀にゴジラの原子力発電所破壊による核汚染により死滅するので、歴史を修正して日本人を救い、歴史上からゴジラを抹殺するためにやって来た。
ルポライターの寺沢は彼らと共に過去へ行き、ゴジラをベーリング海峡に封じ込めることに成功するのだが、現代に戻った時、そこにはさらに凶悪なキングギドラの姿があった。
23世紀から現れた未来人というアホくさい設定の本作ではあるが、その未来人がチャック・ウィルソンだというバカバカしさに映画なのか?コントなのか?という受け入れがたい真実に、マトモに映画にのめり込めないのである。
実はこの未来人は「日本を壊滅させるため」にやって来たのだが、23世紀では日本は世界で大きなチカラを持っているらしい。
しかし、2020年を生きる僕からすれば日本が世界で大きなチカラを持っているはずもなく、どんどん先進国から取り残されていて衰退しているので、本作を観て笑いがこみ上げるのだ。
未来人の男がアンドロイドで車を追い抜くほどのスピードで走ってくる映像には、同年に公開された『ターミネーター2』からモロに影響を受けており、しかも笑えるほどに無様なクオリティーで涙がチョチョ切れるのである。
ってか、アンドロイドなら、もうちょっと良いアンドロイドを作れよ。
それらをひっくるめてゴジラ映画を楽しむ醍醐味ではあるが、観ていて色んな違和感があったのは否めない。
だけどもまた次作を観たくなるんだよなぁ~。不思議な映画である。
そんなわけで、毎度設定やら何やら色んな角度で攻めてくるゴジラシリーズを今後も追いかけて観て行こう!と思ったところで、「カット、カット」。
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