『テケテケ』の続編を観た。
『テケテケ2』 何故、女子高生を狙うのか? 躊躇ない胴体真っ二つが最高。 監督:白石晃士 出演:岩田さゆり 仲村みう |
下半身のない女性の霊“テケテケ”に命を狙われるという都市伝説を映画化した『テケテケ』の続編。
前作に引き続き、白石晃士が監督を務める。
『うた魂♪』『赤い糸』の岩田さゆりが主演。
2009年製作/72分/日本
配給:アートポート
大橋可奈の事件から1年後、鉄道の歩道橋で凄惨な事件現場に遭遇した女子高生の水谷菜月と中島玲子。
学校でテケテケの話題で盛り上がるが、そんな玲子は刀根エリカのグループからいじめに遭っていた。
ある時、玲子は財布を盗まれたことで、エリカのグループの一人である葉山さやかをテケテケの事件があった歩道橋に誘い出した。
すると偶然にも、そのさやかがテケテケの餌食となってしまった。
目の前で起きた惨劇に、呆然となる玲子であったが・・・。
前作が面白かったので続編を観てみた。
この映画の特徴は、何故か主に「女子高生」がテケテケに狙われるということだ。
男子高生は狙われないのか。
映画のビジュアル的には女子高生が狙われた方が確かに面白い。
しかし、テケテケが恨みを持っているのは男たちに対してではないか。
何故、女子高生を襲うのか。
それこそ猟奇的な男がテケテケならば女子高生を狙うのも理解できるが、何の恨みもない女子高生を狙うなんて「テケテケが楽しんで殺害」しているとしか思えない。
小汚いオジサンの胴体を真っ二つにしたとして、ただただ不快な映像が流れるだけなので仕方ない。
前作からの続編である本作は、テケテケの謎がさらに解明されていく。
そして、いじめに合う女子高生が、テケテケを「操る能力」を得た(実際には、操られている)ことで、いじめの復讐を決行していく。
復讐劇を描くことで、「テケテケに怯える」だけではない、別の物語が同時進行されていくのである。
いじめという行為は良くないことだが、復讐への憎悪と、いじめらた相手に対しての処罰があまりにも大きい気がするが・・・。
胴体真っ二つという残酷過ぎる復讐は、「なんと面白いことか!」。どないやねん!
続編である本作もサクサクと物語が進行して、躊躇なく胴体を真っ二つにしてくれて、とても見やすかった。
更なる続編も観てみたいなぁと期待してみたところで、「カット、カット」。
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