ジェームズ・キャメロン監督の『エイリアン2』を観た。
『エイリアン2』 ホラーからアクションへ。 「ターミネーター」との共通点。 監督:ジェームズ・キャメロン 出演:シガニー・ウィーバー,マイケル・ビーン,キャリー・ヘン |
大ヒットSFスリラー「エイリアン」シリーズ第2作目で、エイリアンの大群と海兵隊の死闘を緊張感たっぷりに描く。
『ターミネーター』のジェームズ・キャメロンが監督・脚本を手がける。
第1作に続いてシガニー・ウィーバーが主人公リプリーを演じる。
『ターミネーター』のマイケル・ビーン、ランス・ヘンリクセンが共演。
1986年製作/136分/アメリカ
原題:Aliens
配給:20世紀フォックス映画
宇宙貨物船ノストロモ号での惨劇から57年後の2144年、冷凍催眠状態から救出されたリプリー。
かつて自分たちがエイリアンと遭遇した星が現在は植民惑星となっていることを知る。
リプリーがエイリアンの危険性を訴える中で、音信不通となった殖民惑星・lv-426の調査の為にリプリは海兵隊員と共に旅立つ。
そこでリプリーたちが遭遇したのは、卵を生んで繁殖し続けるエイリアン・クイーンの姿。
一作目の『エイリアン』がリドリー・スコット監督によるホラーならば、『エイリアン2』はジェームズ・キャメロン監督によってアクション映画としてカタチを変えたが、どちらも一級の作品の面白さとカタルシスがあり、手汗握る面白さがある。
57年もの冷凍催眠状態から目を覚まして、そこに待ち受けていたのは平和なんかじゃない。
目を覚ましてもなお、何故再び好き好んで「エイリアン野郎」がいる地に乗り込んで行かなきゃならないのか。
ジェームズ・キャメロン監督による『ターミネーター』のシュワちゃんが未来から来た使者ならば、『エイリアン2』のシガニー・ウィーバーは過去から来た使者なのだ。
エイリアンと戦うために意気揚々と乗り込んだ海兵隊たちは、案の定、エイリアンに惨殺される。
大量に襲ってくるエイリアンの恐怖に逃げながらも逃げ場のない状況下で立ち向かい、見事なアクション映画を生み出した。
また一人の少女を登場させることによって、「戦う」ことと、「守る」こと、「助ける」ことの要素を拡げることによって、更なる作品の臨場感を高める役割を果たすことに成功している。
前作は一匹のネコであったが。
襲ってくる敵から子供を守る姿は、まさにジェームズ・キャメロン監督の『ターミネーター2』でのサラ・コナーではないか。
最後にはロボットと一体化して、エイリアンと戦う奇想天外な光景に悶絶。
そして前作で悪役だったアンドロイドが「パート2」で味方として活躍してくれるところも、『ターミネーター2』と類似している。
いっそのこと『エイリアン2』のアンドロイドは、シュワちゃんに任せておけば、エイリアンと対等に戦うことが出来たのではないか。
それならば、「『プレデター』を観なさい」という話になるというところか。
だったら、『エイリアンVSプレデター』を観るべきなのか。
その答えは風に吹かれている。
かなり話が脱線したが、『エイリアン2』も最高の作品であった、といったところで「カット、カット」。
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