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水木しげる(著)『水木しげるのノストラダムス大予言』を読んだのだ。

木しげる」と「ノストラダムス」の組み合わせに興味を抱き、本書を購入して読んでみたのだ。

『水木しげるのノストラダムス大予言』

水木 しげる  (著)

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水木しげるのノストラダムス大予言

 
今回購入したのは扶桑社の文庫本だが、元々は1994年に辰巳出版から発刊されたものである。

1994年に発刊。最も有名なノストラダムスの大予言の1999年の7月まで、残り僅か5年。

1990年代といえば、ノストラダムスの大予言が煽りに煽られ大盛り上がりした時代で、多くの人たちが翻弄された。

しかし、ノストラダムスの大予言通りの事象は現実には何も起こらず、1999年以降、ノストラダムスは忘れ去られ「詐欺師」のレッテルを貼られて、大予言ブームは終焉した。

そんなノストラダムスの大予言を題材にして、水木しげる先生がどんな漫画を描いたのか?、現代の視点で本書を手に取ってみたくなった。

主人公は水木しげるの代表的なキャラクターである「悪魔くん」。

悪魔くんは、「世界をひとつにして 誰もが平等に 幸福に暮らせる永遠の夢のような千年王国」を地上に作るべく出現したメシア(救世主)である。

人類滅亡危機にある状況を救うのは、悪魔くんしかいない。悪魔くんはメフィストを呼び出して、16世紀のフランスにタイムスリップする。

壮大なテーマで繰り広げられる本書は、悪魔くんとノストラダムスが出逢い、時代時代を飛び越えて、悪と対決する物語なのだ。

フランス革命やヒトラー、原爆投下、湾岸戦争、ノストラダムスが的中させてきた予言と共に、悪魔くんたちの戦いが描かれている。

かなり政治色の強い内容で、史実と予言を交えながら、悪魔くんの漫画の娯楽性を損なわず、一味違った悪魔くんを演出しているのだ。

そしてノストラダムスを引き連れ、悪魔くんの住む時代に帰り、現在から未来を描いていく。

結局、富士山が噴火したり、1999年7月には各地で核ミサイルが発射され、世界は全面核戦争へ。核戦争の影響で、地球の地盤が引き裂かれ天変地異が起こり、古き地球が流される。

だが最後は何故か絶望ではなく、「新しい地球の夜明けが始まる」と希望で締めくくられるのである。

上下巻の全二巻であるが、凄く読み応えのある物語。

漫画を読み終え、ノストラダムスの大予言もこれで終わりかと胸を撫でおろしたのも束の間、「2022年に【闇の三日間】が訪れ、人類の3分の2が滅亡するだろう」と、「ノストラダムスの大予言2022」なんて言う記事がネットに上がっていた。

詐欺師として認定されたノストラダムスだったが、最近では「トランプ大統領の出現」「ノートルダム大聖堂火災」「新型コロナウイルス出現」を的中させているらしい。

ノストラダムスに関しては信憑性のないことだが、ロシアとウクライナの戦争等、今までに感じなかった危機感が迫って来ているのは確かなことだ。

 

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