年末だ。大晦日だ!
29日は東京での忘年会にお誘いいただき、非常に有意義な時間を過ごした。
数人の方々とお会いしたが全員初対面で、映画談義に花が咲き楽しかった。
ブログも今月はあまり更新していないので、最近観た映画のレビューを。
『マキシマム・ソルジャー』 ジャケに騙されたが、 だんだん面白い展開になった。 監督: ピーター・ハイアムズ 出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム,トム・エヴェレット・スコット |
ジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画を久しぶりに観ようとしたら何だか変な悪役。
最初は失敗したなぁと思いながら観ていたが、だんだんと面白い展開になっていった。
『ゴースト・イン・ザ・シェル』 先入観なく楽しめたが、 盛り上がりには欠けていた。 監督:ルパート サンダース 出演:スカーレット ヨハンソン, ビート・タケシ キタノ,マイケル カーメン ピット, ピルー アスベック |
『攻殻機動隊』の原作漫画もアニメも知らず、先入観なく映画単体で観た。
世界観は素晴らしい。
CGの技術のスゴさに驚かされ、CGって何でも出来るんだな、と。
その反面、CGの技術がスゴイと物語は希薄になりがち。
オープニングのアクションは面白かったので、後半も期待したが後半はそうでもない。
後半はビートたけしが『アウトレイジ』のように銃弾を「バン!バン!」で一丁上がり。
「もっと飛んだり跳ねたりしないのかよ!」そんな盛り上がりを待っていたが、盛り上がらず。
『レフト・ビハインド』 謎が謎のまま終わり、 神様の仕業で丸め込む宗教映画。 監督:ヴィック・アームストロング 出演:ニコラス・ケイジ,チャド・マイケル・マーレイ,リー・トンプソン |
ニコラス・ケイジの何とも言えない哀愁ある顔が好きなので、観てみようと思った。
パニック映画だと思い観ていくが、どうも「神様」というワードばかり出てくる。
街や飛行機内から人間が忽然と姿を消すが、その謎は解明せずに謎のまま・・・。
「神様だ!」そんな一言で、謎を解明した気になっている。
この作品を観たら「大切な人を大切にしよう」という当たり前のことを考えされられて、「神様を信じよう」という信仰心が芽生えるようなそんな作りになっている。
パニック映画を扱っておいて、そんなことでは誤魔化しちゃいけない!
忽然と多くの人たちが消えた。
ならば僕は、それは神様のしたことではなくて、悪魔の仕業だと考えよう。
『ターミナル』 心あたたまる系の感じ。 僕の心は冷めきっている。 監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス,キャサリン・ゼタ=ジョーンズ |
『フォレストガンプ』的なお決まりのトム・ハンクスに、またこのパターンかと思って観る。
ドジだけど心あたたかい主人公に、周囲の人間も少しずつ変化していく。
そんな心あたたまるヒューマンドラマに僕の心は冷めきっている。
いや全然悪くはないのだが、このパターンにはウンザリ。
『萌の朱雀 』 美しい映像に惹かれる。 物語は好みではない。 監督:河瀬直美 出演:國村隼, 尾野真千子,和泉幸子, 柴田浩太郎 |
映像が美しく、上手い撮影にぐいぐい惹き込まれる。
しかし、一緒に住む血の繋がりのない兄妹の間柄で妹は兄のことを好きであり、その話が僕にとっては好みではない。
感情移入どころか、感情離出(造語)である。
河瀬直美監督の世界観は良かった。
『奇妙なサーカス Strange Circus』 面白い題材だけど、 観ていて気持ち悪い。 監督:園子温 出演:宮崎ますみ, いしだ壱成, 桑名里瑛,高橋真唯, 不二子 |
気持ち悪かった。
ホラー系のスプラッターは全然OKだが、本作のグロさはダメ。
題材は面白いが、ただただ気持ち悪い。
『バリーリンドン』 一人の男の人生物語。 物語も映像も素晴らしい! 監督:スタンリー・キューブリック 出演:ライアン・オニール, マリサ・ベレンソン,パトリック・マギー, ハーディ・クリューガー |
やはりスタンリー・キューブリックはスゴい。
ワンカット、ワンカットの魅力はもちろんのこと、一人の男の人生にフォーカスした物語も最高に面白かった。
ジョン・ウー監督の映画での銃撃シーンで白い鳩が飛ぶという演出は、絶対的に『バリー・リンドン』からパクッていると確信。
キューブリック監督の無駄のないシーンの数々に魅了された、めちゃくちゃ好きな作品である。
『追憶』 ベテランスタッフ陣と、 若きキャスト陣で織りなす良作!! 監督:降旗康男 出演:岡田准一, 小栗旬, 柄本佑,長澤まさみ, 木村文乃 |
監督は降旗康男、撮影は木村大作、さすがに映像が美しい。
猛吹雪、豪雨、夕焼け、海、そんなシーンに目を奪われる。
若手キャスト陣を起用しているのが素晴らしい。
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