米アカデミー賞授賞式と同日、日本では「第28回東京スポーツ映画大賞」授賞式が開催されていた。
たけし審査委員長「東スポ映画大賞は、これで28回目。よく続いたなー。映画祭としては、コネが利かないというか、日本アカデミー賞のような持ち回りをしない、クリーンなものと自負している。
毎回、司会のガダルカナル・タカは東スポ映画大賞のことを「たけしの独断と偏見で選んだ」と紹介しているけど、実際は10の映画祭のディレクターが投票してノミネートが行われているわけで、オレの意見は一切通らない。オレに賞金の出るときだけはオレが独断で選ぶけど(笑い)。」
■作品賞:『万引き家族』
■監督賞:上田慎一郎『カメラを止めるな!』
■主演男優賞:リリー・フランキー『万引き家族』
■主演女優賞:安藤サクラ『万引き家族』
■助演男優賞:松坂桃李『孤狼の血』
■助演女優賞:松岡茉優『万引き家族』
■新人賞:しゅはまはるみ『カメラを止めるな!』
■外国作品賞:『ボヘミアン・ラプソディ』
第19回 ビートたけしのエンターテインメント賞
■日本芸能大賞:明石家さんま、笑福亭鶴瓶
■演芸新人賞:ハナコ、霜降り明星、和牛、みやぞん、マッハスピード豪速球
■特別芸能賞:ホーキング青山、グレート義太夫
■SNS炎上賞:とろサーモン・久保田かずのぶ、スーパーマラドーナ・武智正剛
■特別賞:棚橋弘至
■話題賞:山根明日本ボクシング連盟前会長、純烈
ビートたけしさんが審査委員長を務める東スポ映画大賞なわけども、僕も異論はないですね。全ての邦画作品を観ていないので恐縮だけど、2018年公開された邦画で選ぶとしたら、完全一致で僕も同意見。
作品賞はやはり『万引き家族』で、僕も映画館で観たけれど神がかってるほど良かった。
監督賞の上田監督も間違いない。良質な作品はカネかけて宣伝しなくても、自然とSNS等で話題になり拡散される事が証明された事例だった。上田監督の才能ですね。
主演男優賞は絶対にリリーさん。超絶に演技上手すぎ。
主演女優賞は圧倒的に演技が上手い、僕の好きな安藤サクラさん。たけしさんも「希林さんと五分の勝負」と絶賛。
『孤狼の血』では松坂桃李さんが本当に素晴らしかった。
松岡茉優さん、しゅはまはるみさんも良かった。
全ての部門の受賞が納得。
映画を撮る人間ならば、カンヌ映画祭、米アカデミー賞、東スポ映画大賞は憧れの舞台。
是枝監督も米アカデミー賞は欠席したが、「東スポ映画大賞には行きたい」と言っていたほどなんです。
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