キアヌ・リーヴスの監督作品ということもあって、『ファイティング・タイガー』のDVDを購入した。
『ファイティング・タイガー』 大真面目なカンフー映画。 キアヌのカンフーを贅沢に堪能。 監督:キアヌ・リーヴス 出演:タイガー・チェン キアヌ・リーヴス カレン・モク |
キアヌ・リーブスの初監督作となる格闘バトルアクション。
キアヌ主演の『マトリックス』でキアヌのスタントを務めたタイガー・チェンを主演に抜擢。
同じく『マトリックス』でアクション監督を務めたユエン・ウーピンを武術指導に迎えた。
キアヌ自身が裏社会の格闘技戦を主催する黒幕を演じて、クライマックスでは主人公と壮絶な死闘を繰り広げる。
『クローサー』などのカレン・モクが共演。
2013年製作/105分/アメリカ・中国・香港合作
原題:Man of Tai Chi
太極拳を学ぶ青年タイガーは、取り壊されそうになっている師匠の寺院を守るため、さまざまな武術大会に出場して賞金獲得と太極拳の普及に努めていた。
その凄まじい戦いぶりをテレビで目にした裏社会の顔役ドナカは、ペイ・パー・ビューで全世界に中継している自身主催のルール無用の異種格闘技戦にタイガーを招く。
屈強な肉体を誇り、圧倒的破壊力を秘めた技を繰り出してくるファイターたちを、次々と強敵を倒していくタイガー。
勝利すれば大金を手に出来るが、最悪死が待ちかまえている。
次第にドナカの組織の考えや行動に対して疑念を抱き始まる。
キアヌ・リーヴスが監督でカンフーアクションものという胡散臭いニオイはプンプン漂っていたのだが、「ハズレ」だったとしても非常に面白そうな気がしたのでDVDを購入して観ることにした。
『マトリックス』でキアヌのスタントを務めたタイガー・チェンという役者を主役に、キアヌは悪役に徹するという「なんじゃそりゃ?」な設定に益々ニヤニヤしてしまうのであった。
キアヌはギャグではなく大真面目に取り組んでいるのだから、真面目に観るしかない。
タイガー・チェンという主役も、キアヌという存在感が大きすぎるため、どうも主役を張るのは見劣りしてしまう。
物語も大した物語ではないが、何故だか観れてしまう不思議な映画。
キアヌが好きだし、カンフーも好きだから、物語は二の次でイイということか。
それでいてツマラナイ映画ではないから、結構楽しめるのだ。
キアヌは監督としても好感の持てる素敵な役者であると思ったところで「カット、カット」。
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