日本でも社会問題となったあおり運転をテーマにした『アオラレ』を観た。
『アオラレ』 ズボラでアホな主人公が招いた悲劇。 ラッセル・クロウの怪演がおぞましい。 監督:デリック・ボルテ 出演:ラッセル・クロウ カレン・ピストリアス ガブリエル・ベイトマン |
オスカー俳優ラッセル・クロウが、あおり運転の常習犯を演じたサスペンススリラー。
信号で口論になった見知らぬ男から、執拗に追跡されるシングルマザーの恐怖を描く。
謎の恐怖のあおり運転常習犯をラッセル・クロウが怪演。
被害者となるレイチェル役を、『移動都市 モータル・エンジン』『否定と肯定』などのカレン・ピストリアスが演じた。
『レッド・バレッツ』『幸せでおカネが買えるワケ』のデリック・ボルテが監督。
2020年製作/90分/PG12/アメリカ
原題:Unhinged
配給:KADOKAWA
寝坊して慌てて息子を学校へ送りながら職場へと向かう美容師のレイチェル(カレン・ピストリアス)。
息子のカイル(ガブリエル・ベイトマン)を学校へ送りながら職場に向かう途中、大渋滞に巻き込まれてしまい、信号が青になっても一向に発進しようとしない前の車に苛立つ彼女はクラクションを鳴らして追い越す。
ドライバーの男(ラッセル・クロウ)は後をつけてきて「運転マナーがなっていない」と注意、さらに謝罪を要求する。
彼女はそれを拒否して息子を無事に学校に送り届けたが、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾行されていることに気付く。
レイチェルは男の狂信的な行動に追い詰められていくことに・・・。
作品としては面白かったが、主人公のレイチェルのアホさ加減にも色々と問題があったことは否めない。
スマホのパスワードを面倒くさがり設定していなかったことによって、取り返しのつかない事態に発展していったのはレイチェルの危機管理能力の欠如が原因である。
その間抜けなレイチェルはガソリンスタンドでまんまとスマホを男にパクられてしまう。
「バ~カ!パスワード設定していないなら肌身離さず持ち歩いとけや!」
レイチェルのいい加減さのせいで友人の弁護士であるアンディが惨殺されてしまうという悲劇。
レイチェルの車内の散らかり方からといって、その性格のズボラさは容易に想像がつく。
だから寝坊して渋滞でイライラして無謀な運転をするから、アオリ男に遭遇してしまうハメになる。
しかも車の整備をしっかりとしていないから、車の窓が閉まらないというバカげたトラブル。
タブレットだって車内にあるかどうか把握していないし、レイチェルって女、とにかくズボラでいい加減。
離婚の原因も大半はレイチェルに問題があったんだろう。
それに大体初めからアオリ男に丁寧に謝罪しとけや!
揉めたらタチが悪そうな男だってのぐらい見たらわかるやろ!
「青信号で進まなかったから」、そりゃ渋滞でイライラしていたし気持ちはわかる。
だけどお前、子供乗せとんちゃうかいっ!!!
危険なヤツとトラブルを起こしたら子供が巻き込まれるやろ!!そんなことも脳裏によぎらんかったんかいっ!!
映画の感想というかレイチェルのアホさに文句を言わざるを得ない。
アオリ男が一番悪いことは大前提として、レイチェルのアホさが招いた不運と不幸の悲劇であることは間違いないのだ。
ラッセル・クロウ怖かったぜ!、ってなところで「カット、カット」。
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