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山梨県立博物館『水木しげる 魂の漫画展』愛される妖怪たち。

梨県立博物館で開催中の『水木しげる 魂の漫画展』に7月24日に行ってきたのだ。

この日はゲゲゲのゲ~と言わんばかりの暑さ。ゲ~。

たのしいな、たのしいな。

館内に入ると水木先生と鬼太郎ファミリーがお出迎え。

 

水木しげる 魂の漫画展

 

不思議な世界を描き続けた水木しげる先生の貴重な漫画原稿や原画等が展示されており、コミックでは気付かなかった、その丁寧で緻密なプロの仕事に圧倒される。

展示を通して毎度思うのは、プロの生原稿は凄いの一言に尽きる。

普段は何気なくコミックを読んでいるだけで、実は事細かく描写された世界に気付きもしない。

生原稿を前にすると「こんなにしっかりと隅々まで綺麗に描き込まれているのかぁ~」と脱帽する(実際には帽子を被りながら見ていたとは、どうでもいい話)。

水木しげる先生の少年時代の絵まで展示され、漫画家への軌跡を辿ることが出来た。

また人気漫画『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』等の原稿を拝みながら足を止めつつ会場を巡る。

画家を志していた水木しげる先生の妖怪画は娯楽的であり非常に芸術的だ。

妖怪たちは恐怖の対象というよりも、観る者の心をワクワクさせてくれるような不思議な感覚がある。

「怖い」で思考をストップさせない、夢中になって次のページをめくりたくなるような楽しさがあるから、水木しげる先生の妖怪は大衆に愛される。

ユニークな妖怪たちは読者の心を魅了して興味を掻き立ててくれ、この日常に潜む妖怪の存在を忘れずに暮らし感じている。

本展で唯一写真撮影OKであった『夔の神 きのかみ 』。

水木しげる先生の描いた絵。

笛吹市春日居町の山梨岡神社に祀られている夔神像。

まさに「魂の漫画展」と呼ぶのに相応しい至極の作品の数々。

水木しげる先生の名言が展示された書には「なまけ者になりなさい」「人の後ろを歩きなさい」と何だか心がラクになるような言葉が記される。決して水木しげる先生が情熱家ではないように見える言葉たちだが、原稿や原画を見たらそんなことはない。「好きなことをやりなさい」との言葉もあるように自分の好きなことに関しては非常に貪欲で情熱家なのだ。ただの怠け者では決して描けない。

妖怪たちの絵を描くことは眠る間も惜しむ位に楽しいと言う。

だからこそ数十年と読者を虜にして水木しげる先生が亡くなった現在でも多くのファンが本展に足を運んでいるのだ。

魂のこもった作品たちは時代を超えて、これからも半永久的に語り継がれていくだろう。

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