さてさて園子温監督にハマッて作品を観まくっている。
今回観た4本も全て園子温監督作品。
それではレビューをさせていただきます。
『新宿スワン』 カッコイイ演出。 カッコイイ新宿の街。 監督:園子温 出演:綾野剛, 山田孝之,沢尻エリカ, 伊勢谷友介 |
園子温監督のセンスを、めちゃ格好良く発揮してる。
演出がカッコイイ。
新宿の街も格好良く撮っている。
ラストで綾野剛が新宿の街を走ったり歩いたり、格好良い映像が流れる。
原作の漫画は読んでいない。
『新宿スワン』のヒットで、『新宿スワン2』が近々公開されるけど観に行くかも。
『ラブ&ピース』 おバカな主人公。 捨てられた人形の美しさ。 監督:園子温 出演:長谷川博己, 麻生久美子,渋川清彦, 奥野瑛太 |
園子温監督作品でなければ観ることはなかった。
『ラブ&ピース』というタイトルでは観る気もしないが、観てみるとやはりひと味もふた味も違った。
主人公はすんごいおバカ。
捨てられた人形たちの世界観が美しかった。
『夢の中へ』 暗い映画。 リアルな会話シーン。 監督:園子温 出演:田中哲司, Amazon |
雰囲気がすごく暗い。
園子温ファンじゃないと最後まで観ないのではないか。
最後まで観てるといくつかの面白い描写の発見もある。
会話は芝居がかかった演技ではなく、カメラの長回しでリアルなように見せている。
バカッぽい会話の内容や展開が、面白みがあってイイ。
『恋の罪』 イカれた登場人物たち。 人間の本性が表われる。 監督:園子温 出演:水野美紀, 冨樫真,神楽坂恵 , 児嶋一哉 |
園子温監督作品を僕なりに表現すると、一度口の中に入れて吐きだしてから、また観てしまう映画である。
グロいのは苦手だが、グロい映画じゃないのを観ると、またグロいのを観てしまいたいというクセになる中毒性があるのだ。
『恋の罪』もグロい。
『冷たい熱帯魚』の時に震えた恐怖ほどのグロさはなかったが。
本作は90年代に渋谷で実際に起きた殺人事件をモチーフに描かれている。
そして園子温監督作品共通の「登場人物が皆イカレてる」であった。
イカれてるが、どこかしらにまだ理性がある。
いや理性のある顔してるけど、本質的には皆イカレてる。
理性の仮面を被ってマトモさを演じている。
人間の本性のような気がするのである。
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