アートと言って良いのか悪いのか、奈良の大仏は、その大きさゆえに見る者の心を爆発させる。
岡本太郎の太陽の塔を前にした時のような「なんだ!これは!!」的感覚。
大仏は壮大なアート作品、まさしく圧巻だ!!
初めて見たような感想を述べているが何を隠そう、僕はコテコテの奈良出身。18歳までバリバリ奈良県に住んでいたので子供の頃から何度も大仏は見ているのだ。
それでも、改めて目の前にすると、そのド迫力に完全ノックアウト!ノックダウン!!
この日は大仏を見ることを目的に奈良の街をてくてく歩いた。
そこに立ちはだかるのは古都奈良を象徴する興福寺の五重塔。塔は仏教の祖釈迦の舎利(しゃり)(遺骨)をおさめる墓標なのだ。
下から地(基礎)、水(塔身)、火(笠)、風(請花)、空(宝珠)からなるものであり、それぞれが5つの世界(五大思想)を示し、仏教的な宇宙観を表しているという。
いやぁ、奈良の景色って本当に美しい。
いざ、東大寺へ!!大仏を拝みに行かんとす!!
「東大寺世界遺産の証」石版の前のちょうどイイところに鹿が座っていて、思わず写真を撮りたくなるのだ。
東大寺南大門の運慶と快慶が手掛けた金剛力士像。
東大寺!!大仏殿!!
東大寺は奈良時代の代表的な大仏殿であり、世界最大級の木造建築物の寺院である。正式名称を“金光明四天王護国之寺(きんこうみょうしてんのうごこくのてら)”と言うのだ。
廣目天とは仏教における天部の仏神。持国天、増長天、多聞天と共に四天王の一尊に数えられている。毘楼博叉天(びるばくしゃてん)という名前でも呼ばれて、サンスクリット語の「ヴィルーパークシャ」を音訳した名前である。
多聞天とは毘沙門天の別称であり多聞天という漢字の意味には「多くを聞く/すべての言葉を聞き逃さない」という意味を持つのだ。
そして、ついに!!
大仏さん!!でけ~っ!!
とは言っても比較する対象物が近くにないから写真では伝わらないか。
大仏は像の高さ約14.7メートル、基壇の周囲70メートルらしい。
奈良の大仏さんの正式名称は、東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)という。
この日は平日であったが観光客で大賑わい。特に海外旅行者が多かった。
大仏を見るという目的で遠方から遥々奈良まで訪れる方も多いのではないだろうか。僕たちがエジプトにピラミッドやスフィンクスを見に行くように(行ったことないけど・・・)。
大仏といえば手塚治虫先生の『火の鳥 鳳凰編』を思い浮かべてしまう。
『火の鳥~鳳凰編~』 [VHS] |
何だか『火の鳥』を全巻読みたくなってきたぞ。
やっぱり大きい作品って単純にイイなぁ。迫力がある。
好きだなぁ、大仏。
『究極の美仏 運慶と快慶 (エイムック 3806)』エイ出版社編集部 (編集) |
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