第43回日本アカデミー賞の授賞式が6日、都内で行われた。
今回は『新聞記者』と『キングダム』『翔んで埼玉』が席捲したカタチとなった。
『新聞記者』
松坂桃李『新聞記者』
シム・ウンギョン『新聞記者』
吉沢亮『キングダム』
長澤まさみ『キングダム』
武内英樹『翔んで埼玉』
『天気の子』
徳永友一『翔んで埼玉』
『ジョーカー』
RADWIMPS『天気の子』
河津太郎『キングダム』
斎藤岩男『キングダム』
久連石由文『蜜蜂と遠雷』
対象者なし
河村信二『翔んで埼玉』
『新聞記者』が作品賞、主演男優賞、主演女優賞の最優秀賞に輝いて、作品を観ていないので何とも言い難いが、松坂桃李さんはメキメキと、この数年役者としてのキャリアを着実に歩んでいる。
昨年は『孤狼の血』で最優秀助演男優賞を受賞したので絶好調で、テレビドラマで活躍するというよりは映画で華々しい活躍をしている。
主演女優賞のシム・ウンギョンさんは、勉強不足で全く知らない。
政治的には日韓の関係は良くないけど、映画では国際問題等は無関係にキッチリと韓国の女優さんが評価されて良かった。
アメリカのアカデミー賞では作品賞に韓国の『パラサイト』が選ばれるわけだから、それも当然な話である。古い体質や利権、悪しき風習は今後も改善されていくべきである。
『キングダム』は観たけど、漫画実写化作品としてはキャスティングも良かったしフツーに面白かった。
映画も大ヒットしたし続編も決定してるので、この受賞がさらなるヒットに繋がればいいと思う。
監督賞は『翔んで埼玉』の武内英樹監督。
この映画も大ヒットしたし、監督の手腕はお見事だったと言える。
僕も映画を観たがコメディー映画として非の打ちどころがなかった。
おバカ映画って、バカをすればいいってわけではなくて非常に難しい。どうしても空回りしてしまって観ている方は寒くなってしまう。
『翔んで埼玉』は寒くなりそうな作品を、独特の世界観で笑いを生んだ。
GACKTや二階堂ふみの非現実的な世界と、埼玉に住む親子の物語を重ね合わせることで、ボケッぱなしの世界に「ツッコミ」を入れることも出来たし、そのテンポや間が絶妙に良かったのは監督の演出が巧かったからだ。
アニメ作品賞は『天気の子』だけど、対抗する他のアニメ作品が思い浮かばない。
ジブリ映画が公開されなくなった現在、しばらくは新海誠監督の独壇場だろう。
外国作品賞は『ジョーカー』であるが、『パラサイト』は日本公開が遅かったからノミネートにも出来なかったのだろう。
『ジョーカー』は話題も大きかったし、日本でも大ヒットして、作品もインパクトが凄かったので文句なしの受賞といったところ。
とりあえず僕は『新聞記者』を近いうちに観ようと思う。
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